ノースコル (英語 : North Col , 中国語 : 北坳 , 拼音 : Běi Ào , チベット語 : Chang La(チャン・ラ))は、チベット にある世界最高峰のエベレスト とその付属峰であるチャンツェ (英語版 ) の間の鞍部 (コル)である。氷河 によって刻まれた峠であり、東ロンブク氷河 の上部を形成している。
概要
登山者がチベット側の北稜を通ってエベレストに登頂する場合、最初のキャンプ(伝統的には第4キャンプ、現在では第1キャンプ)がノースコルに設営される。海抜 約7,020メートルのこの地点から、登山者は北稜を登り、エベレスト北面 (英語版 ) に沿って次第に高くなる一連のキャンプにたどり着く。登山者は海抜8,230メートルの第4キャンプから、山頂へのアタックを行う[ 1] 。
ノースコルへの初到達は、1921年のイギリス隊によるエベレスト偵察探検 (英語版 ) 中の1921年9月23日にジョージ・マロリー 、オリバー・ウィーラー (英語版 ) 、ガイ・ブロック (英語版 ) によってなされた。西洋人がエベレストに足を踏み入れたのは、これが初めてのことだった。ノースコルの発見者は長らくマロリーであるとされてきたが、実際には、マロリーがその存在を確認する1週間ほど前にウィーラーが発見していた。その後の1920年代と1930年代の探検隊は、ノースコルを使ってのエベレストへの登頂を試みた[ 2] 。
宇宙飛行士が撮影した写真によるノースコル(画面中央)
外観
この画像は南が上になっている。ノースコルはサウスコル よりも低く、エベレスト山頂から遠い。
ノースコル
関連項目
脚注
外部リンク