アテーナイのアポロドーロス(アテナイのアポロドロス、ギリシア語: Απολλόδωρος ο Αθηναίος, Apollodōros, 英: Apollodorus of Athens, 紀元前180年頃 - 紀元前120年以降)は、ヘレニズム期ギリシアの著述家・文法学者。
人物
医師アスクレピアデス(英語版)の子。ストア派の哲学者であるバビロニアのディオゲネス(英語版)、パナイティオス、ならびに文法学者のサモトラケのアリスタルコスの弟子だった。紀元前146年頃、アレクサンドリアを離れ(あるいは追放され)、おそらくペルガモンで長く過ごした後、アテーナイに定住した。
著作
アポロドーロスには以下の著作があった。
アポロドーロスが書いたと思われる著作には、語源学の初期のもの、コスのエピカルモスやソプロンという詩人の分析などがある。アポロドーロスは他にも多数の批評本、文法学の本を書いたが、それらは現存していない。
『ビブリオテーケー』の作者
『ビブリオテーケー(ギリシア神話)』の作者である「アポロドーロス」は、かつては本項のアポロドーロスと同一視されていた。
参考文献
- Hornblower, Simon (1996). "Apollodorus (6) of Athens". The Oxford Classical Dictionary. Oxford: Oxford University Press. 124.
- Smith, W. (1861). [1]. Dictionary of Greek and Roman Biography and Mythology Vol. 1, p. 234. London: Walton & Maberly. 1093.
- Greek Chronicles in translation