VANNER(ベナー、朝: 배너)は、韓国の5人組男性アイドルグループ。KLAPエンターテインメント所属。公式ファンダム名はVVS(朝: 비비에스)。
概要
グループ名である「VANNER」は勝利を意味する「Victory」と旗を意味する「Banner」を合わせた造語で「トップに立ち勝利の旗を立てる」という彼らの決意と意気込みが込められている[1]。
VANNERは、2019年にデビューするも日本では主に新大久保で活動をする「新大久保ドル」としてアイドル活動を行ってきた。当時の所属事務所は、VANNERと代表しか社員がいない小規模事務所であり、アイドルとしての仕事以外に、通常スタッフが行うべき会社の業務まで任されていた。また、ヒットのきっかけとなったJTBCのサバイバル番組『PEAK TIME』では、アルバイトで生計を維持してきた事を取り上げられ、アルバドル(アルバイト+アイドル)と呼ばれて注目され、番組では優れた歌唱力とパフォーマンスを披露し、すべてのステージで審査委員から好評価を受け、視聴者から愛された[2]。
来歴
- デビュー前
メンバーの5人は約5年の練習期間を送り、2018年より日本でのプロモーション活動を開始し、新大久保や鶴橋を主に200回以上の公演を行った。また、2019年上半期の正式デビューを目指しクラウドファンディングも開始し、目標金額の250%以上を達成した[3]。
2019年
- 2019年2月14日、1stアルバム「V」をリリースし、正式にデビュー。
- 2019年9月4日、1stシングル「5cean:V」を発売。
- 2019年10月3日、ソウルのCOEXで開催されたMU:CON 2019に出演。
2020年
- 2020年1月17日-1月26日、初のアメリカツアー「VANNER Rising in the US」を開催。
- 2020年12月1日、2ndシングル「생(生)」を発売。
2021年
- 2021年1月31日、オンラインコンサート「K-STAGE 2021 UNTACT CONCERT」に出演[4]。
- 2021年12月26日、2021 K-STAGE AWARDSに出席し、パフォーマンスを披露し、「グローバルK-POPスター賞」を受賞した。
2022年
- 2022年2月28日、3rdシングル「Take off」を発売。
- 2022年3月16日-4月8日、14都市を回るアメリカツアー「2022 US Tour: Boost Up Part. 1」を開催。
- 2022年4月16日-4月17日、LAで開催された「Pocket Friends Tour in LA」に出演。
2023年
- 2023年2月15日、JTBCのサバイバル番組『PEAK TIME』の出場者24組の中の1組として出演、出場者が1日の1時間で振り分けられていた為、VANNERはチーム11:00として紹介された。序盤から実力を評価され、国内外で累計146万票を獲得して優勝し、3億ウォン(約3000万円)の賞金を獲得した[5]。
- 2023年5月4日、KLAPエンターテイメントと契約し、アルバム制作及び広報、マネジメント代理の3年契約を締結した[6]。
- 2023年5月5日-2024年3月9日、PEAK TIMEファイナリストによるコンサート「PEAK TIME CONCERT [YOUR TIME]」に5カ国10公演に出演。
- 2023年6月15日、米国でのマネジメント契約をインタートワイン・ミュージックのCEOエシー・ガジット代表と締結した[7]。
- 2023年8月21日、1stミニアルバム「VENI VIDI VICI」を発売[8]。初の売上枚数10万枚を記録した。
- 2023年8月23日、第5回 NEWSIS K-EXPOに出席し、韓流文化大賞で「韓流新人賞」を受賞した[9]。
- 2023年10月14日-10月28日、ソウル・東京・大阪にて初のファンコンサート「VVS Adventure」を開催。
- 2023年10月26日、日本初1stデジタルシングル「PERFORMER -Japanese ver.-」を発売[10]。
- 2023年11月5日、2023アジアモデルアワードに出席し、「ライジングスター賞」を受賞した[9]。
2024年
- 2024年1月30日、2ndミニアルバム「CAPTURE THE FLAG」を発売。
- 2024年2月17日、31周年ハンターミュージックアワード2023に出席し、「HANTEOチョイスK-POP男性アーティスト賞」を受賞した[11]。
- 2024年4月26日-7月28日、5年ぶりの単独ツアー「The Flag: A to V」を開催。ソングクの兵役入隊により、初回のソウル公演をもう1日追加することを決定した。
- 2024年5月7日、メンバーのソングクが陸軍現役兵として入隊。
- 2024年9月13日、1stデジタル英語シングル「I Don't Think That I Like Her (COVER)」を発売。
- 2024年9月30日、3rdミニアルバム「BURN」を発売。
- 2024年10月11日、「BURN」のタイトル曲である『Automatic』でKBSテレビの音楽番組 「ミュージックバンク」で初の音楽番組優勝を果たした。
- 2024年11月4日、メンバーのヘソンが陸軍現役兵として入隊[12]。
メンバー
名前
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本名
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生年月日
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血液型
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身長
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ポジション
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備考
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仮名
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ハングル
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漢字
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ローマ字
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テファン TAEHWAN 태환
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イ・テファン
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이태환
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李泰煥
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Lee Tae-Hwan
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(1994-01-15) 1994年1月15日(30歳)
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A型
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174cm
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リーダー メインボーカル
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ゴン GON 곤
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イ・ウォンソ
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이원서
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李原書
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Lee Wonseo
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(1995-08-07) 1995年8月7日(29歳)
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B型
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181cm
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メインラッパー メインダンサー ボーカル
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- コーヒーチェーンEDIYA COFFEEでアルバイトをしながら活動を行っていた。[13]
- 兵役済み[14]
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ヘソン HYESUNG 혜성
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パク・ヘソン
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박혜성
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朴慧成
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Park Hyesung
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(1996-01-17) 1996年1月17日(28歳)
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A型
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174cm
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ボーカル ダンサー
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- コスメブランド店やテファンと同じトッポギ屋でアルバイトをしながら活動を行っていた。[13]
- 2024年11月4日付で陸軍現役兵として入隊
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ソングク SUNGKOOK 성국
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パク・ソンクク
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박성국
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朴成國
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Park sung kook
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(1996-03-27) 1996年3月27日(28歳)
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AB型
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177cm
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ラッパー ダンサー
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- ロッテリアでアルバイトをしながら活動を行っていた。[13]
- 2023年7月1日付で活動名を芸名「Ahxian」から本名「ソングク」に変更した。
- 2024年5月7日付で陸軍現役兵として入隊[15]
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ヨングァン YEONGGWANG 영광
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アン・ヨンジュン
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안영준
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安泳俊
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Ahn Yeongjun
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(1997-09-22) 1997年9月22日(27歳)
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O型
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176cm
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ボーカル
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- 映画館でアルバイトをしながら活動を行っていた。[13]
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ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
No.
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タイトル
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収録曲
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売上枚数
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1st
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V (2019年2月14日)
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- UPPER (엎어)
- 배러 두 배러 (Better Do Better)
- Without You
- 불을 밝혀줘
- Nasty
- Like A Star
- 트램펄린
- 말이라고해
- Solo
- 널 만나는 날
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KOR:561[16]
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シングルアルバム
No.
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タイトル
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収録曲
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売上枚数
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1st
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5cean : V (2019年9月23日)
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- PURGE DAY
- 미쳐버려
- 우는 남자
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KOR:1,109[17]
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2nd
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생(生) (2020年12月8日)
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- 폼(FORM)
- LACHATA
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3rd
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Take off (2022年2月28日)
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- Rollin
- Rollin (Inst.)
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ミニアルバム
No.
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タイトル
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収録曲
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売上枚数
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1st
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VENI VIDI VICI (2023年8月21日)
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- PERFORMER
- Diamonds
- 솔직히 (TBH)
- WANT U BACK
- Savior
- 폼 (FORM) (2023 Ver.)
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2nd
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CAPTURE THE FLAG (2024年1月30日)
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- JACKPOT
- PONYTAIL (KOR Ver)
- After Party
- Be My Love
- CIRCUIT
- Across The Stars
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KOR:150,560[20]
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3rd
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BURN (2024年9月30日)
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- Revolver
- Automatic
- New Heights
- Blossom
- Xcellerate
- Be Together
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KOR:103,368[21]
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デジタルシングル
No.
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タイトル
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収録曲
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英語
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1st
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All I Want for Christmas Is You (2023年12月16日)
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- All I Want for Christmas Is You
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2nd
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I don′t think that I like her (cover.) (2024年9月13日)
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- I don′t think that I like her (cover.)
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日本
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1st
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PERFORMER -Japanese ver.- (2023年10月26日)
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- PERFORMER -Japanese ver.-
- PONYTAIL
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参加作品
収録曲
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収録アルバム
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備考
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Adore U(オリジナル曲 SEVENTEEN)
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Peak Time – Survival Round (2023年2月16日)
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TEAM 11:00名義
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Love Killa(オリジナル曲 MONSTA X)
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Peak Time – 1 Round <Rival match> Part.1 (2023年2月23日)
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TEAM 11:00名義
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My Bag(オリジナル曲 (G)I-DLE)
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Peak Time – 2 Round <Union match> Part.1 (2023年3月9日)
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Rap C Unit名義
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Way Back Home(オリジナル曲 BTOB)
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Vocal C Unit名義
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Skyscraper
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Peak Time – 3 Round <Originals match> (2023年3月23日)
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Prime Time(Prod. Ryan S. Jhun)
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Peak Time – <Final Round> (2023年4月20日)
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Saturday Night(オリジナル曲 Kim Se Hwan)
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Immortal Songs: Singing the Legend (Artist Yoon Hyung-joo & Kim Se-hwan, Part 1)
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外部リンク
日本公式サイト(ファンクラブ)
Twitter
Instagram
TikTok
YouTube
Spotify
Facebook
韓国 daum cafe
脚注
- ^ “VANNER 独占インタビュー 「ファンの皆さんが燃え上がるような愛をくれたら嬉しいです」 publisher=ザテレビジョン”. 2024年6月25日閲覧。
- ^ “VANNER「PEAK TIME」優勝後の変化を語る“アルバイトで生計維持も…今は素敵な事務所に出会った”publisher=MYDAILY”. 2023年6月10日閲覧。
- ^ “[스테이지 종합 그룹 배너(VANNER), '韓日 아우르는 크리에이티브 청량미' (데뷔 정규앨범 V 쇼케)]”. etnews. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “'K-STAGE 2021' 언택트 콘서트, 1월 31일 'K-CON 특집' 전 세계 생중계”. onews. 2021年1月29日閲覧。
- ^ “「PEAK TIME」優勝はVANNERに!賞金約3000万円を獲得…TOP6が感謝のメッセージ(総合)”. OSEN. 2023年4月20日閲覧。
- ^ “「PEAK TIME」で優勝”VANNER、Klapエンターテインメントと3年のマネジメント契約を締結”. OSEN. 2023年5月4日閲覧。
- ^ “"Peak Time" Winning Team VANNER Signs U.S. Management Contract”. soompi. 2023年6月15日閲覧。
- ^ “VANNER、1stミニアルバム「VENI VIDI VICI」でカムバック!「PEAK TIME」優勝後の変化を明かす(総合)”. Newsen. 2023年8月22日閲覧。
- ^ a b “「PEAK TIME」で優勝したVANNER、2024年1月末のカムバックを予告”. OSEN. 2023年12月20日閲覧。
- ^ “VANNER、初日本SG「PERFORMER -Japanese ver.-」リリース決定”. ototoy. 2023年10月14日閲覧。
- ^ “NCT DREAMからSEVENTEENまで「Hanteo Music Awards 2023」で大賞を受賞!aespaは3冠獲得”. OSEN. 2024年2月9日閲覧。
- ^ “メンバーが見送りも!NCT ジェヒョン&キム・ウソク&VANNER ヘソン、K-POP界から本日(11/4)続々と入隊”. Kstyle. 2024年11月4日閲覧。
- ^ a b c d e “韓国5人組「VANNER」のシンデレラストーリー!”. トピクル. 2023年12月6日閲覧。
- ^ a b “[eng sub 대표님마저 알바하는 중ㅠ, 저희 투자 좀 해주세요(Feat. VANNER) │ 엔터로 ep.04]”. YouTube. 2022年8月30日閲覧。
- ^ “VANNER ソングク、5月7日に陸軍に入隊「当日は特別なイベントなし」”. Newsen. 2024年3月27日閲覧。
- ^ “2019년 02월 Album Chart”. Gaon Music Chart. December 14, 2023閲覧。
- ^ “201909 Album Chart 89位”. 2019年10月10日閲覧。
- ^ “Circle Album Chart – Week 49, 2023” (朝鮮語). Circle Chart. December 14, 2023閲覧。
- ^ “Billboard Japan Top Albums Sales | Charts - November 1, 2023”. Billboard Japan. 2023年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月1日閲覧。
- ^ “Circle Album Chart – Week 15, 2024” (朝鮮語). Circle Chart. April 18, 2024時点のオリジナルよりアーカイブ。April 18, 2024閲覧。
- ^ “Circle Album Chart – Week 40 of 2024” (朝鮮語). Circle Chart. October 11, 2024時点のオリジナルよりアーカイブ。October 10, 2024閲覧。