Thunar
Thunar(ソナー)はLinuxその他のUnix系システム用のファイルマネージャであり、GTK+ 2ツールキットを用いており、Xfce version 4.4 RC1以降に同梱されている。ThunarはBenedikt Meurerによって開発されており、もともとはXfceのファイルマネージャであった XFFM を置き換えることを目的としていた。Thunarは当初はFilerと呼ばれていた。しかし名称の重なりを避けるために Thunar に改名された。 Thunarプロジェクトの主な目標は、軽快でクリーンで使い易いファイルマネージャを作ることである。ファイル (GNOME) やKonquerorなど他のいくつかのLinuxファイルマネージャよりも素早く起動し反応が良いように設計されている[2]。アクセシビリティは、プロジェクトのもうひとつの目標であり、(例えばGNOME Accessibility Toolkitなどの)ユーザ支援技術を使って達成されている。Xfceの他の部分同様、Thunarはfreedesktop.orgなどで示されている標準に基づくように設計されている[3]。Thunar の設計はシンプルで軽量だとはいえ、その機能はプラグインによって拡張することができる。 Thunar は北欧神話の雷神トール(Thor)に因んで名付けられた。 インタフェースThunarはUnixの世界における無数のツリー表示によるファイルマネージャとは違ったユーザインタフェース の構築を意図している。 そのインタフェースはThunarの核となるコードが書かれるより前に開発された。初めに、最小限に動作するソフトウェアの原型がPythonで書かれた。機能が追加されユーザインタフェース要素がユーザ試験に応じて繰り返し変更された。 APIThunarではサードパーティーの開発者のために API が提供されている:
また、様々なファイル形式でのコンテキストメニューに配置されるスクリプトを書くことでもThunarを拡張できる。 出典外部リンク |