『THE 呪いのゲーム』(ザ のろいのゲーム)は、2005年12月8日にディースリー・パブリッシャーから発売されたPlayStation 2用サウンドノベルソフト。『SIMPLE2000シリーズ』の第92作である。
概要
選択肢を選んで読み進めて行くサウンドノベル形式のゲームソフトで、グラフィックは実写とCGからなる。多数のホラー作品に出演している女優三輪ひとみが主演。結末は複数用意されているが、グッドエンドは1つのみ。
本ソフトには約1時間の実写ムービーも同時収録されており、グッドエンドを見ることで出現する「ムービー」という項目を選ぶことで鑑賞できる。
ゲーム内容
ムービー
映像の一部は、ゲーム本編にもデモとして流用されている。
ストーリー展開は、基本的にゲーム本編の特定のエンディングに向かうルートをなぞったものだが、保谷篠の存在そのものがオミットされており、佐緒里が霊能力を持っているという描写も無い。またゲーム本編とは違い、佐緒里は名字を一度も呼ばれない。
ストーリー
OLの道明寺佐緒里は、親友の智佳から「THE 呪いのゲーム」というソフトを紹介される。ゲーム雑誌編集部に務める智佳が、職場から持ってきたサンプル品だというそのソフトを見た夜から、佐緒里の身辺で奇怪な出来事が起こり始める。
翌日、帰宅した佐緒里が見たものは、玄関前に置かれたそのソフトだった。
「智佳が届けに来たのか?」何の気なしにソフトを起動し、主人公に自分と同じ名を付ける彼女。そして画面にテキストが表示される。
「さおりは呪われました」
一件そのゲームは置いといたが、そのゲームを起動した時から、彼女に怪奇現象が訪れる。そう彼女は知らなかった。このゲームを起動するとクリアーしなければ必ず死ぬ。ということを…
登場人物
- 道明寺佐緒里/さおり
- 主人公。下の名前は変更可能だが、本作では名前に平仮名か片仮名しか使えないため、ゲーム中のデフォルト名は「さおり」となっている。
- いい男が1人もいない会社(本人談)で経理の仕事をしている20代のOLで、東京都内のマンションで1人暮らし中。
- 姿を消した親友を捜すうちに、様々な怪異に見舞われ、やがて「THE 呪いのゲーム」に纏わる悪霊達との全面対決を余儀なくされていく。
- 慎重な性格で戸締りに厳しい。異性に対しては内気であり、ここ数年は彼氏がいないらしい。割と酒豪であると自称している。ピザに乗っているバジルが好物。
- 宍倉智佳(ししくら ともか)
- 佐緒里の同年代の親友で、元同僚。現在は転職し、ゲーム雑誌「ペンソフト」の編集部に勤務している。同時に格安物件のマンションの一室に引っ越した。職場に気になる男性がいると語っていたが、ある日突然行方不明となる。
- 演じるたなかえり同様神奈川県出身という設定で、実家は割と裕福。佐緒里同様酒豪だが、性格はかなりルーズで、掃除も料理もまったくできない。
- 乾井(いぬい)
- 智佳の転職先である「ペンソフト」の編集長。仕事の飲み込みが早い智佳に目を掛けていた。彼女が行方不明となったことで佐緒里と出会い、協力関係となる。
- 普段から軽口ばかり叩いているが、その実態は常に周囲の人々のことを思いやっている人格者。行動力もある、やり手の男性。霊感はまったくないらしい。
- 疋山総一郎
- 疋山睦美
- 疋山亜梨沙
- 沼野
- OL(静香)
- 物語冒頭で死体を発見するOL。
- そのシーンでは「静香」という名前で呼ばれていたが、なぜか再登場シーンではOLとしか呼ばれておらず、スタッフロールや説明書にも「OL」としか表記されていない。
- 演じた林由美香は本作出演後、ソフト発売前の2005年6月27日に急逝しており、説明書や公式サイトでもそのことについて触れられている。
- 佐緒里の同僚1
- 佐緒里の同僚2
- ゲーマー
- ゲーマーの彼女
- 保谷篠
- 突然佐緒里の前に現れた、謎の女性。彼女に「自分と同じ力に目覚めた」と告げるが…。
- ゲーム本編のみの登場で、ムービーにはまったく登場しない。
音楽
主題歌
スタッフ
- プロデューサー:前田桂代子
- シリーズ統括プロデューサー:岡島信幸
- 開発
- ヒューネックス株式会社『THE呪いのゲーム〜THE GAME〜』開発チーム
- ディレクター:鈴木淳
- プログラム:武田信孝
- グラフィック:中田淳、嶺井真澄、脇本由紀子
- サウンド:土屋直樹
- 進行管理:大沢知巳
- シナリオ:樫原辰郎
- スチール:松本知大
- 協力:TIGER K PROJECT
- 制作プロデューサー:水口誠
- スペシャルアドバイザー:有泉富三彦
- 販売企画:小西裕二、望月緑、大熊達矢、森崎桂、塚越洋、山崎正裕、大西優
- 宣伝/広報:小笠原洋、城田雄一郎、大池香里
- エグゼクティブ プロデューサー:伊藤裕二
評価
ゲーム誌「ファミ通」の「クロスレビュー」では合計26点(満40点)となっている[1]。
脚注
外部リンク
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作品 |
SIMPLE1500 | |
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SIMPLE2000 | |
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SIMPLE2000 Ultimate | |
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SIMPLE2500 | |
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SIMPLE Wii | |
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SIMPLE 2000 Wii | |
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@SIMPLE | |
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SIMPLE DS | |
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SIMPLE DL | |
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SIMPLE DX | |
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関連項目 | |
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カテゴリ |