SiteAdvisor
McAfee SiteAdvisor(マカフィー サイトアドバイザー)は、ウェブサイトにおけるマルウェアなどの警告をするサービスである。ウェブサイトを7段階に評価する。日本語を含む20以上の言語に対応している。現在はエンタープライズ向けを除き、エンドユーザー向けはMcAfee WebAdvisor(マカフィー ウェブアドバイザー)に名称が変更されている。 概要ウェブクローラで見つけたウェブサイトにマルウェアやスパムがないかどうかをテストすることで、ウェブサイトの安全性を報告する。 元々はマサチューセッツ工科大学(MIT)発のスタートアップ企業(ベンチャー企業)であるSiteAdvisor, Inc.によって開発され、いわゆるハッカソンの一つであるコードコン(英語版)において、2006年2月10日に発表された[1][2]。同年4月5日にマカフィーによって同社が買収されて以後、マカフィーが開発を手掛けている[3]。以来、一部のサイトに対する不適切な評価や、その苦情解決に要する時間の長さが批判の対象となることもあった。 Internet Explorer、Mozilla FirefoxおよびMicrosoft社のMicrosoft Edge上で動作する。 2014年10月中旬頃までは、マカフィーのウェブサイトにURLを送信することで利用できたが、現在はダウンロードしたブラウザ拡張機能を通して利用できるようになった[4][要出典]。 サイトは、大きく「安全」(緑の「✓」)、「注意」(黄色の「!」)、「危険」(赤の「×」)の3段階で評価される。 SiteAdvisor LIVEMcAfee SiteAdvisorの有料版である「McAfee SiteAdvisor LIVE」(マカフィー・サイトアドバイザーライブ)は、マカフィー トータルプロテクションに含まれており、以下の機能が追加されている。
マカフィーは、エンドユーザーだけでなく、「McAfee SECURE」プログラムに参加するウェブサイトの所有者にもサイトアドバイザーライブを販売している。 利用者2010年12月現在、マカフィーのマーケティング資料によると、McAfee SiteAdvisorは3億5千万回インストールされている。しかし、Yahoo!のような検索エンジンとの契約もあるため、実際にはさらに多くの利用者がいると考えられる。 追加機能
批判偽陰性例え、サイトアドバイザーのテストが100%正確であったとしても、「安全」評価はそのサイトの確実な安全性を保証するものではない。マルウェアや悪意のあるコードは、ブラウザの悪用によってウェブサイト上で大量かつ急速に広がることが多いため、「安全」評価も最新のものとは限らず、「偽陰性」の誤った安全性情報を提供する可能性がある[5]。 TrustedSourceMcAfee SiteAdvisorは「Trustedsource」というマカフィーの評価システムを採用している。マカフィーのActive Protection(Artemis)システムと同様、「クラウド」上で動作するインテリジェンス・ソフトウェアとして、ウェブサイトに関する最新の情報を得ている[要出典]。このシステムの詳細は明らかにされていない。 賞
脚注
外部リンク
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