Ribbon (2022年の映画)
『Ribbon』(リボン)は、2022年2月25日に公開された日本映画。監督・脚本・主演は本作が劇場公開用の長編映画初監督作となるのん[1]。 概要コロナ禍の2020年において美術大学の卒業制作展が中止に追い込まれる中、とある一人の美大生が家族や親友と衝突しながらも、絵を描く事で未来に突き進む青春模様を描く[1]。 主人公は、のん演じる美大生「いつか」。キャストにいつかの親友・平井役の山下リオ、あわせて渡辺大知の出演が発表された[2]。そして、いつかの母を春木みさよ、父を菅原大吉、そして妹を小野花梨が演じる[3]。主題歌はサンボマスター書き下ろし『ボクだけのもの』[4]。特撮によるリボンアートで主人公いつかの感情を表現した[5]。 2021年6月12日には第24回上海国際映画祭にて、GALA部門特別招待作品として公式出品され、ワールドプレミア上映が行われた[6]。 予告編は岩井俊二監督により制作された[7]。のんは岩井監督の『8日で死んだ怪獣の12日の物語 - 劇場版 -』に出演しており、「どのような状況になっても映画を撮る」姿勢に影響を受けたと語っている。岩井監督もキャストに参加し、美大の先生役を演じている[8]。 併せて、応援PV 『映画と生きる 映画に生きる』が樋口真嗣監督のもと製作され、監督役のんのもとスタッフ役には緒方明監督ら映画監督が出演し、映画の撮影現場を描いている。映像とともに深作欣二監督ら著名な監督の言葉がのんのナレーションで紹介された[9]。 2021年12月23日には、東京藝術大学の特別講座として芸大生限定の試写会が開催された[10]。劇場公開前から注目を集め、2022年2月7日には、日本外国特派員協会での試写会および記者会見に臨んだ[11]。2月25日に劇場公開を迎え、テアトル新宿で監督として初めて初日舞台挨拶に登壇した[12]。劇場同時公開とはならなかったが、デジタル配信が2か月足らずで開始された[13]。 のんと交流の深い久慈市(『あまちゃん』のロケ地)も街をあげて映画『Ribbon』を応援しようと、劇場公開に向けて『KUJI×Ribbon Project』を立ち上げた[14]。 本作の監督として、新人監督に贈られる2022年度「新藤兼人賞」の最終選考10名にノミネートされた[15][16]。 キャスト
スタッフ
海外映画祭
脚注
外部リンク |