Rhynchorhina mauritaniensis
Rhynchorhina mauritaniensisは、シノノメサカタザメ科に属するエイの一種。 Rhynchorhina 属は単型である[2]。モーリタニアのバン・ダルガン国立公園内の浅瀬のみから知られている[2][3][4]。 解説背面は灰色から緑褐色で、密な白い斑点に覆われる[3]。捕獲された最大の個体は全長2.24メートルだが、2.75メートルに達する個体の目撃例もある[2]。同所に生息するトンガリサカタザメ属のRhynchobatus luebbertiと全体的に似ているが、シノノメサカタザメのような円い吻を持つ点が異なる。この両者と共通する特徴を持つため、それぞれの属名 Rhynchobatus と Rhinaを合わせRhynchorhina という属名が付けられた[2]。 現地のイムラゲン人には古くから知られていたが、最初に科学者の目に留まったのは1998年で、記載されたのは2016年のことだった[2]。 生態についてはほぼ知られていないが、2月に捕獲された2メートルの雌から成熟した卵母細胞が見つかっている。胃の中からはエビやウツボが発見されている[2]。 脚注
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