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この項目では、バンドについて説明しています。アイドルのRYUJIN(リュジン)については「ITZY」をご覧ください。 |
RYUJIN(りゅうじん)は、北海道札幌市で結成された日本のメロディックデスメタルバンド。2009年に結成されSUICIDE HEAVEN(スーサイド・ヘヴン)として活動していたが、2011年から2023年1月末までバンド名をGYZE(ギゼ)として活動し[2]、2023年2月からRYUJINにバンド名を変更した。
略歴
2009年5月、RyojiとShujiの篠本兄弟を中心に札幌で前身となるSUICIDE HEAVEN(スーサイド・ヘヴン)が結成される[4]。その後、拠点を札幌より東京へ移す。2011年の東日本大震災を機に、バンド名をSUICIDE HEAVENからGYZE(ギゼ)に改名した[5]。GYZEの由来は、バンドの中心人物のRyojiとShujiの父親の経営する美容室の名前であった[2]。
2012年にはヴァッケン・オープン・エア出場をかけたMETAL BATTLE JAPAN決勝ラウンドへ進出[6][7]。優勝は逃した[注釈 1][6][7]。
同年後半に、ディサルモニア・ムンディのエットレ・リゴッティをプロデューサー、レコーディング・エンジニアに迎え[8][9]、デビュー・アルバムをレコーディング。2013年6月に1stアルバム『Fascinating Violence』をエットレがオーナーのコロナー・レコードからリリースした[10][7][11][12]。アルバム・リリース直後にメンバー・チェンジがあったものの、本作はAmazonのハードロック・ヘヴィメタル・カテゴリーランキング1位(2013年7月~9月)[12]、また、BURRN!誌の輸入盤チャート1位(2013年10月号)[13]となった。3月には初の海外公演を韓国で行なった[14]。
2014年9月、1stアルバム『Fascinating Violence』がビクター・エンタテインメントよりリリースされることになった[15][7][11][12]。
韓国のエヴォリューション・ミュージック[16][17], 台湾のマグナム[18]と契約を結んだ。また、ハウリング・ブル・エンターテイメント[19]とマネジメント契約を締結。渋谷TSUTAYA O-WESTの東京公演は満員御礼となり、入りきれなかったファンの為に急遽、六本木ブルーシアターで追加公演を行った[20]。
2015年に2ndアルバム『Black Bride』をリリース。2016年に入ってソイルワークの日本ツアーに出演。8月にはSummer Breeze Open Airに日本人アーティストとして初出演した。翌日はドラゴンフォース、チルドレン・オブ・ボドムが出演するスロバキアのMORE//THAN//FESTにも日本人アーティストとして初めて出演。2017年に入ってギタリストのRyojiは専門誌「YOUNG GUITAR」に半年間の掲載を始め、その中でベートーヴェンの「月光」のMetal Versionの映像も公開している。また、2月から配信されたPlayStation 4のゲーム「Let it Die」にもオリジナル楽曲を提供した[21]。3月にはバトル・ビースト、マジェスティと共にヨーロッパツアーを行った。
2017年3月、3rdアルバム『Northern Hell Song』をユニバーサル・ミュージック・ジャパン傘下のVirgin Musicよりリリース[22]。2018年2月には70000tons Of Metalに初の日本人アーティストとして招聘された。帰国後は地元「札幌雪まつり」のステージに立つ。4月には台湾で行われるHeartown Festivalに出演。2018年6月13日、北海道150年事業サポート曲を含めた初公式シングル『龍吟』をリリース[23]。同年12月、ドラマーのShujiが体調不良のためバンド活動が難しい状態であることが公表され、帯同ツアーのキャンセル等も発生した[24]。
2019年5月10日に、4thアルバム『Asian Chaos』のリリース情報の公表が行われ、併せてRyojiのギターの師匠であるSHINKAIがマニピュレーター兼ギタリストとして新規加入することも発表された[25][26]。また体調不良のShujiはバンド活動に参加することが出来ないため、サポートドラマーとしてHan-nyaが加入した[25][26]。ただし、バンド側はあくまでもShujiの復帰を待つスタンスであり、Ryojiは、Han-nyaについては仮面で顔を隠して参加してもらうと述べている[25]。
2021年1月1日、Shujiが活動再開の上、1月リリースの1stシングル『Samurai Metal』に参加することが発表された[27]。
2020年頃より音楽性にも変化が表れ、ワールドツアーで様々なバンドとの共演を経てRyojiがGYZEの音楽性が海外バンドの物真似であるという危機感を意識し始め、雅楽などの純邦楽の要素を取り入れる様になっている[28]。
2023年2月1日、バンド名を「RYUJIN」に変更することを発表した。また同時に、日本人アーティストで初めてナパーム・レコードと契約し、トリヴィアムのマシュー・キイチ・ヒーフィーがバンドのマネージメント及びプロデューサーに就任することも発表した[29]。
メンバー
現メンバー
旧メンバー
サポートメンバー
- Han-nya - ドラム
- 2019年より、Shuji Shinomotoに代わり、アルバム及びライブに参加した。
ディスコグラフィ
オリジナル・フル・アルバム
- Fascinating Violence (ファッシネイティング・ヴァイオレンス 2013年、1stアルバム)
Label: コロナー・レコード (海外)、ビクター・エンタテインメント (日本)
品番:CR 032 / VICL-64197
発売日:
2013年6月4日 (コロナー・レコード盤)
2014年9月3日 (ビクター・エンタテインメント盤)
曲名 |
曲の長さ
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1. Desire (ディザイアー) |
04:37
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2. Desperately (デスパレイトリー) |
03:28
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3. Fascinating Violence (ファッシネイティング・ヴァイオレンス) |
06:03
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4. Regain (リゲイン) |
04:09
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5. Trash My Enemy (トラッシュ・マイ・エネミー) |
04:35
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6. A Dynasty (ダイナスティ) |
03:54
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7. Final Revenge (ファイナル・リヴェンジ) |
05:17
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8. Trigger Of The Anger (トリガー・オブ・ジ・アンガー) |
05:11
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9. Day Of The Funeral (デイ・オブ・ザ・フューネラル) |
05:05
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10. Midnight Darkness (ミッドナイト・ダークネス) |
03:58
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11. The Black Era (ザ・ブラック・エラ) |
01:26
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Future Terror (フューチャー・テラー)(日本国版ボーナストラック) |
04:38
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Last Insanity (ラスト・インサニティ) (日本国版ボーナストラック) |
03:59
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- Black Bride (ブラック・ブライド 2015年、2ndアルバム)
レーベル:ビクター・エンタテインメント (日本), コロナー・レコード (海外)
品番:VICL-64303 / CR 037
発売日:
2015年2月25日 (ビクター・エンタテインメント盤)
2015年6月9日 (コロナー・レコード盤)
曲名 |
曲の長さ
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1. Black Bride (ブラック・ブライド) |
04:59
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2. In Grief (イン・グリーフ) |
05:20
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3. Honesty (オネスティ) |
05:05
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4. Insane Brain (インセイン・ブレイン) |
05:54
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5. Black Shadow (ブラック・シャドウ) |
05:19
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6. Winter Breath (ウィンター・ブレス) |
03:50
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7. Twilight (トワイライト) |
04:31
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8. Satanic Loop (サタニック・ループ) |
05:39
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9. 菜の花 |
05:27
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10. Julius (ユリウス) |
05:45
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11. 明日への光 |
04:03
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Gnosis (ノーシス)(日本国版ボーナストラック) |
04:11
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Surface Tears (コロナー・レコードボーナストラック) |
04:21
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- Northern Hell Song (ノーザン・ヘル・ソング 2017年、3rdアルバム)
Label:Virgin music (UNIVERSAL Music Japan)
品番:UICN-1089
発売日:2017年3月29日(Virgin music盤)
曲名 |
曲の長さ
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1. Pirates Of Upas (パイレーツ・オブ・ウパシ) |
05:13
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2. Horkew (ホルケウ) |
04:27
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3. Dead Bone Blue (デッド・ボーン・ブルー) |
05:10
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4. Black Shumari(ブラック・シュマリ) |
03:21
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5. Perryi Rain Dragon (ペリー・レイン・ドラゴン) |
04:25
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6. Mayoi (マヨイ) |
02:43
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7. The Bloodthirsty Prince (ザ・ブラッドサースティー・プリンス) |
03:46
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8. Kamuy (カムイ) |
04:14
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9. Brown Trout (ブラウン・トラウト) |
05:53
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10. Frozen Dictator (フローズン・ディクテイター) |
05:25
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11. Northern Hell Song (ノーザン・ヘル・ソング) |
06:18
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12. Snow~Upas ~ (スノウ~ウパシ) |
02:45
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Moonlight Sonata (月光)(ボーナストラック) |
06:35
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タイトル表記に関する補足
・Upas(ウパシ)=アイヌ語で雪
・Black Shumari=黒キツネ(黒キツネは平和の象徴)と写真の撮影地である朱鞠内(シュマリナイ)
・Kamuy = 神
・Horkew = 一般的にはオオカミまた狩りの神
・Rain Dragon = 雨竜郡(朱鞠内湖のイトウいる地域)
- ASIAN CHAOS (アジアン・ケイオス 2019年、4thアルバム)
Label: ビクターエンタテインメント
品番:VICL-65212
発売日:2019年07月10日(ビクターエンタテインメント盤)
曲名
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曲の長さ
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1. Far Eastern Land (ファー・イースタン・ランド)
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03:12
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2. Asian Chaos (アジアン・ケイオス)
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06:37
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3. Eastern Spirits (イースタン・スピリッツ)
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05:50
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4. King Kamuy(キング・カムイ)
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00:38
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5. Dragon Calling (ドラゴン・コーリング)
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05:01
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6. Camellia (カメリア)
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04:00
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7. Japanese Elegy (ジャパニーズ・エレジー)
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05:27
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8. The Rising Dragon (ライジング・ドラゴン)※ドラゴンフォースのマーク・ハドソンが歌っている
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04:05
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9. White Territories (ホワイト・テリトリーズ)
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04:01
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10. 1945 Hiroshima (1945 ヒロシマ)
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05:10
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11.Forever Love (X JAPANのカバー)(日本盤ボーナス・トラック)
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05:47
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12. Vivaldi Winter (ヴィヴァルディ「冬」)(日本盤ボーナス・トラック)
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03:23
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13. Asian Chaos (Far Eastern Mix) (アジアン・ケイオス (ファー・イースタン・ミックス))(ボーナストラック)
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06:31
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EP・シングル
- ...future ages」(2010年、EP、SUICIDE HEAVEN名義)
- 2014年にMemorial Editionとして、再発された。
- Without Hesitation(2011年、EP)
- 龍吟(2018年、EP)
- Samurai Metal (2021年、シングル)
関連バンド
- Garson(解散) / Ryoji、Shogo、Shuji
- UNDIVIDE(解散) / Shogo(サポート)
- TIHS(解散)/Aruta
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク