QW-1 (ミサイル)

QW-1
QW-3 Paskhas (02)
製造国 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
性能諸元
ミサイル直径 71mm
ミサイル全長 1.447m
ミサイル重量 10.68kg
弾頭 HE破片効果(0.55kg)
射程 0.5-5km
射高 30m-4km
推進方式 単段式固体ロケット・モーター
誘導方式 赤外線ホーミング
(冷却InSb素子)
飛翔速度 600メートル毎秒
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QW-1(前衛-1、前卫一号、QianWei-1、Vanguard l)は、中国で開発された携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS, 中国語: 便携式防空导弹)。

概要

HN-5に次いで開発されたミサイルであり、瀋陽の119工廠で開発された。開発にあたっては、ロシア9K310 イグラ-1が参考にされたと考えられており、誘導方式も同様で、冷却措置を施したアンチモン化インジウム(InSb)焦電素子によるパッシブ赤外線ホーミングを採用している。

一般に公開されたのは、1994年ファーンボロー国際航空ショーが最初とされている[1]。これをライセンス生産したパキスタンのAnza Mk-2により、インド空軍MiG-21およびMiG-27[2]撃墜が報告されている。また、イランでもMisagh-1として生産されている[3]

各型

QW-1
初期型。
QW-1M
2002年に公開された改良型。
QW-1A
QW-1Mにレーダー液晶ディスプレイなどを加えたネットワーク型。
QW-11
巡航ミサイルなどの低空目標迎撃を企図した開発型。QW-1Gとも。
QW-18
シーカーを2波式とした改良型。

採用国

脚注

  1. ^ [1]
  2. ^ QianWei 1 Shoulder-Fired Air Defence Missile
  3. ^ [2]
  4. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. p. 205. ISBN 978-1-032-50895-5 

関連項目

外部リンク