Our Friend/アワー・フレンド
『Our Friend/アワー・フレンド』(原題:Our Friend)は、2019年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はガブリエラ・カウパースウェイト、出演はジェイソン・シーゲル、ケイシー・アフレック、ダコタ・ジョンソンなど。2015年に雑誌『エスクァイア』に掲載された記事『The Friend: Love Is Not a Big Enough Word』を原作としている。 ストーリーマシュー・ティーグは妻(ニコル)や娘2人と幸せな生活を送っていた。しかし、ある日を境に事態は一変してしまう。ニコルが末期がんとの診断を受けたのである。それからというもの、マシューは妻の看病と娘の子育てに追われる日々を送ることになった。そんなマシューに救いの手を差し伸べたのは、学生の頃のからの親友、デイン・フォシューであった。デインはティーグ家に住み込み、一家の生活をサポートすると申し出てくれたのである。 このとき、マシューたちはニコルがそう長くは生きられないと思っていた。ところが、ニコルは2年もの長きにわたって生きることができたのである。その間、デインはあらゆるものを犠牲にしてティーグ一家を支え続けた。本作はこの驚くべき実話の顛末を描き出していく。 キャスト
製作2019年1月30日、ガブリエラ・カウパースウェイト監督の新作映画『The Friend』にケイシー・アフレック、ダコタ・ジョンソン、ジェイソン・シーゲルが出演することになったと報じられた[3]。2月19日、本作の主要撮影がアラバマ州で始まった[4]。21日、グウェンドリン・クリスティー、ジェイク・オーウェン、デニー・ベントン、マリエル・スコット、イザベラ・ケイ・ライス、アーナ・オライリー、ヴァイオレット・マッグロウがキャスト入りした[5]。8月20日、ロブ・シモンセンが本作で使用される楽曲を手がけるとの報道があった[6]。 マーケティング・興行収入2019年9月6日、本作は第44回トロント国際映画祭でプレミア上映された[7]。11月16日、AFIフェストで本作の上映が行われた[8]。2020年1月23日、ロードサイド・アトラクションズとグラヴィタス・ベンチャーズが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[9]。11月23日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開されたが、その際、タイトルが『The Friend』から『Our Friend』に変更された[10]。2021年1月22日、本作は全米543館で封切られ、公開初週末に24万160ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場9位となった[11]。 評価本作は批評家から高く評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには112件のレビューがあり、批評家支持率は85%、平均点は10点満点で7.3点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『Our Friend/アワー・フレンド』が実話をドラマ化する際に採用したアプローチは時折観客を苛立たせるものだが、その欠点は主演3人―特に、ジェイソン・シーゲルの演技が見事である―の好演によって相殺されている。」となっている[12]。また、Metacriticには20件のレビューがあり、加重平均値は57/100となっている[13]。 出典
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