NetVista(ネットビスタ)は、IBMが2000年から発売した、法人向けのパーソナルコンピュータのシリーズである。前身はIBM PC Series、後継はThinkCentre。
名称
IBMは1995年よりネットワーク・セントリック・コンピューティングを提唱した。1990年代の類似のネーミングを持つ製品には「IBM Network Printer 12, 17, 24」(後継は IBM Infoprint)などがある[1]。
概要
NetVistaはIBM PC SeriesのIBM PC 300/700シリーズの後継だが、700シリーズでは一部残っていたMCA搭載モデルは消え、PentiumやPCI搭載の、一般的なPC(PC/AT互換機)となった。このためIBM PS/2で強めた独自路線から、IBM PC以来のオープン路線に完全復帰した形となった。
NetVistaでの特徴として、モデルにより上部への排熱、セキュリティチップ内蔵、省スペースモデル設定などがされた。
モデル
主なモデルは以下がある。
- NetVista X40 (2000年7月、Pentium III、PCI、デスクトップ)
- NetVista A40/A40p (2000年7月、Pentium III、PCI、デスクトップ)
- NetVista A21 (2001年8月、Pentium III/Celeron、PCI、デスクトップ)
- NetVista A22 (2002年4月、Celeron、PCI、デスクトップ)
- NetVista A30p (2002年7月、Pentium 4、PCI、ミニタワー)
- NetVista M41 (2002年2月、Pentium 4、PCI、デスクトップ)
- NetVista M42 (2002年7月、Pentium 4、PCI、デスクトップ)
- NetVista M41 Slim (2002年2月、Pentium 4/Pentium III/Celeron、PCI、スリム型デスクトップ)
- NetVista M42 Slim (2002年7月、Pentium 4/Celeron、PCI、スリム型デスクトップ)
脚注
- ^ IBM Network Printer 12, IBM Network Printer 17, IBM Network Printer 24
関連項目
外部リンク