カモフ Ka-15(NATOコードネーム:ヘン、Hen)は、ソビエト連邦の複座汎用ヘリコプターである。1952年4月14日にテストパイロットのD.K.Yefremovの操縦で初飛行を行い、1955年に国の領収試験が完了すると翌年にウラン・ウデにある第99航空機工場で量産に入った。
本機はM-14エンジン(ヘリコプター仕様)を搭載したKa-18の前身であり、主に森林警備、農業、漁業管理の分野で使用された。
派生型
- Ka-15 : ソビエト海軍向けの複座の小型汎用ヘリコプター。
- Ka-15M : 複座の小型汎用ヘリコプター。Ka-15の民間仕様。
- Ka-18 :4座汎用ヘリコプター。
運用
- ソビエト連邦
要目 (Ka-15M)
出典: Soviet Transport Aircraft since 1945[4]
諸元
- 乗員: 1
- 定員: 乗客1名、又は貨物250 kg (550 lb)
- 全長: 6.26 m (20 ft 5+1⁄4 in)
- 全高: 3.35 m (11 ft 0 in)
- ローター直径: 9.96 m (32 ft 8 in)
- 空虚重量: 990 kg (2,182 lb)
- 最大離陸重量: 1,410 kg (3,108 lb)
- 動力: イーウチェンコ AI-14V 星形エンジン、190 kW (255 hp) × 1
性能
- 最大速度: 150 km/h (81 knots) 93 mph
- 巡航速度: 125 km/h (67 knots) 78 mph
- 航続距離: 390 km (210 nmi) 242 mi
- 実用上昇限度: 3,000 m (9,840 ft)
- 円板荷重: 9 kg/m2 (1.8 lb/ft2)
- 馬力荷重(プロペラ): 0.14 kW/kg (0.08 hp/lb)
関連項目
出典