「JIGGER'S SON」(ジガーズサン)は、JIGGER'S SONのアルバム。
概要
仮タイトルは「モラトリアム」で、当初外部プロデューサーも招く予定だったが都合がつかず、結果的に初のセルフプロデュースアルバムになった[1]。後年ボーカルのさとるが「当時より今の方が満足している。アナログないいアルバムを作ったなって」「これがデビューアルバムだったらよかったな」[2]と回顧するなどメンバー間での評価は高い。ライナーのスタッフクレジットでは全員に年齢が付記されている。
リリース直後から翌年1月まで敢行したツアー「君は最高、僕も最高」は、やや小規模な会場で行うアコースティックスタイルとバンドスタイルを並行したものとなり、1996年のツアーもこの形式を踏襲している。12月2日の宮城県民会館公演はバンド初の1000人超キャパで行われた(動員1600人)[3]。なお制作中にさとるは結婚し一児をもうけた。
収録曲
- 缶ビール
- 詞・曲:坂本さとる / 編曲:JIGGER'S SON
さとるがバンドで最も好きな曲[4]で、ソロ活動初期の路上ライブでも頻繁に歌っていた。
- 流浪の民
- 詞・曲・編曲:坂本さとる
仮タイトルは「NEW OPENING」[5]。発売後のツアーでも1曲目に披露された。
- 君のスーツ姿は最高
- 詞・曲・編曲:坂本さとる
- ぶどう
- 詞・曲・編曲:坂本さとる
さとるの実体験に基づく[6]歌詞。
- 何もしてあげない
- 詞・曲・編曲:坂本さとる
6thシングル。
- スイッチ
- 詞:坂本さとる / 曲:渡辺洋一 / 編曲:JIGGER'S SON
- 都会の犬
- 詞:坂本さとる・坂本昌人 / 曲・編曲:坂本さとる
- ヒグラシ
- 詞:坂本さとる / 曲:坂本昌人 / 編曲:JIGGER'S SON
- 朝靄のマーチ
- 詞:坂本さとる / 曲:坂本昌人 / 編曲:坂本昌人・坂本さとる
さとるはアイルランドの民族楽器ブズーキを演奏している。
- 14才
- 詞・曲・編曲:坂本さとる
- 喧嘩して別れよう
- 詞・曲・編曲:坂本さとる
- 寝つけない夜
- 詞・曲:渡辺洋一 / 編曲:渡辺洋一・坂本昌人
- また明日
- 詞・曲:坂本さとる / 編曲:佐橋佳幸
5thシングル。
脚注
- ^ CDでーた(角川書店)1994年9月5日号
- ^ J本 (1998年)
- ^ B・PASS(シンコーミュージック)1995年2月号
- ^ CD HITS!(学研)1999年9月号
- ^ ARENA37℃(ソニーマガジンズ)1994年8月号
- ^ B・PASS(シンコーミュージック)1994年10月号