HD 102195
HD 102195は、おとめ座の方角に約96光年の距離にある橙色の主系列星である。
惑星系2005年、キットピーク国立天文台における視線速度法の観測により、太陽系外惑星 ET-1 (HD 102195 b) が発見された[5]。これは新世代の視線速度測定装置である Exoplanet Tracker を用いた検出であり、発見を報告する論文の中では惑星は装置の名称にちなんで ET-1 と呼ばれている[5]。
名称2019年、世界中の全ての国または地域に1つの系外惑星系を命名する機会を提供する「IAU100 Name ExoWorldsプロジェクト」において、HD 102195 はイタリアに割り当てられる系外惑星系となった[7]。このプロジェクトは、「国際天文学連合100周年事業」の一環として計画されたイベントの1つで、イタリア国内での選考、国際天文学連合 (IAU) への提案を経て、太陽系外惑星とその母星に固有名が承認されるものであった[8]。2019年12月17日、IAUから最終結果が公表され、HD 102195はFlegetonte、HD 102195 bはLeteと命名された[1]。Flegetonte、Leteはいずれも、イタリアの著名な叙事詩、ダンテの『神曲』に登場する、ギリシャ神話由来の冥界の川で、Flegetonteは火の川、Leteは忘却の川のことである[1]。 注釈出典
関連項目外部リンク
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