『gaining through losing 』(ゲイニング・スルー・ルージング)は、平井堅 通算4枚目のオリジナル・アルバム 。2001年7月4日発売。発売元はDefSTAR RECORDS 。
解説
前作『THE CHANGING SAME 』(2000.6.24)から約1年ぶりに発売された、シングル4曲、カップリング 2曲を収録したアルバム。
アルバムのリリース時点で全12曲中、シングル関連が6曲というスタイルは、2003年の『LIFE is... 』、2004年の『SENTIMENTALovers 』まで踏襲されている。
前作に続き、ミリオンセラー を達成。オリジナル・アルバムでは3番目の高セールスを記録している(2007年現在)。
通常盤のほか、DSD(Direct Stream Digital ) Mastering仕様のSuper Audio CD (SACD)盤も同時発売された。通常盤は透明なCDトレイであるが、SACD盤は黒いCDトレイが採用されている。
非正規のサンプル盤には、アルバム表題曲「Gaining Through Losing」の、イントロが約1分半長いコーラス入りのヴァージョンが収録されている。
当アルバム後に実施されたコンサート・ツアーの、日本武道館 公演の模様が2002年1月30日にDVD 化された。タイトルは『Ken Hirai Films Vol.4 LIVE TOUR 2001 gaining through losing at the BUDOKAN』。
元々、「even if」は当アルバムに収録しないことで進められていたという。しかし平井自身、思い入れが強い楽曲である上、シングル盤が限定商品として発売された経緯があったため、多くの人に聴いてもらえるように急遽収録することに決定した、とアルバム発売時のインタビューで平井自身が明らかにした。
同時発売で、ミュージック・ビデオ 集『Ken Hirai Films Vol.3』が発売された。
収録曲
CD
# タイトル 作詞 作曲 編曲 時間 1. 「She is! 」 平井堅 中野雅仁 中野雅仁 5:08 2. 「KISS OF LIFE 」 平井堅 平井堅/中野雅仁 中野雅仁 4:32 3. 「L'Amant 」(feat. Crystal Kay ) 平井堅 松原憲 松原憲 5:42 4. 「Miracles 」 平井堅 平井堅 MAESTRO-T 6:13 5. 「TUG OF WAR 」 平井堅 平井堅/中野雅仁 中野雅仁 5:19 6. 「メリー・ゴー・ラウンド・ハイウェイ 」 多田琢 中野雅仁 中野雅仁 4:51 7. 「TABOO 」 平井堅 MAESTRO-T MAESTRO-T 5:27 8. 「Sweet Pillow 」 平井堅 中野雅仁 中野雅仁 5:24 9. 「LOVE OR LUST 」 平井堅 平井堅/松原憲 中野雅仁 5:00 10. 「ワールズエンド 」 多田琢 クリヤ・マコト クリヤ・マコト 5:31 11. 「even if 」 平井堅 平井堅 松原憲 5:38 12. 「Gaining Through Losing 」 平井堅 平井堅 鷺巣詩郎 6:15 合計時間:
65:00
曲解説
She is!
KISS OF LIFE
L'Amant (feat. Crystal Kay)
Miracles
12thシングル
サントリー 「TRIANGLE」のCMソング。自身も出演した。
TUG OF WAR
12thシングル「Miracles」(2001.2.15)のカップリング曲
メリー・ゴー・ラウンド・ハイウェイ
超スピードでの事故で昇天する数秒前の気持ちがリリックになった、シュールなナンバー。
TABOO
10thシングル「LOVE OR LUST」(2000.10.18)のカップリング曲
Sweet Pillow
LOVE OR LUST
ワールズエンド
even if
11thシングル
元々は、コンセプトライヴ「Ken's Bar」で披露されていたもので、原曲のタイトルは歌詞にも登場する「バーボンとカシスソーダ」。前出のライブDVDでは、感極まって歌う姿が映像化されている。
Gaining Through Losing
2005年に行われた、デビュー10周年ライブでのラスト・ナンバー。その模様は、2005年12月7日にほぼノーカットで「Ken Hirai Films vol.8 Ken Hirai 10th Anniversary Tour Final at Saitama Super Arena」のタイトルでDVD化されたほか、2006年11月22日には、Blu-ray ディスク盤もリリースされている。
関連作品
KISS OF LIFE
Miracles
TUG OF WAR
メリー・ゴー・ラウンド・ハイウェイ
TABOO
LOVE OR LUST
even if
関連人物
DOUBLE
「LOVE OR LUST」でバック・コーラスを担当
脚注