GRPC
gRPC (gRPC Remote Procedure Calls[2]) は、オープンソースのリモートプロシージャコール (RPC) システムである。当初はGoogleによって、RPC基盤であるStubbyの次世代版として2015年に開発された。 gRPCは、HTTP/2をトランスポートとして利用し、Protocol Buffersをインタフェース記述言語およびデータエンコーディングとして利用する。提供する機能としては、認証、双方向のストリーミングとフロー制御、同期および非同期のバインディング、キャンセルとタイムアウトの対応などがある。多くの言語において、クロスプラットフォームなクライアントおよびサーバーのバインディングを生成できる。 gRPCの最も一般的な利用シナリオとしては、マイクロサービス型のアーキテクチャーにおけるサービス間の接続や、モバイルデバイスのクライアントとバックエンドサービスとの接続などが挙げられる[3]。 なおgRPCはHTTP/2を高度に利用するため、gRPCクライアントをWebブラウザ上に直接実装することは不可能であり、他の方法で通信するためのプロキシが必要になる。grpc-webはこれを補助するためのソフトウェアであり、デフォルトのプロキシとしてenvoyを使用する。 gRPCを利用するプロジェクトと企業u-bmc[4]とFalco[5]のように、 多くの組織がgRPCを利用している。 2019年1月8日にDropboxは、次世代の「Courier」と呼ばれるSOAアーキテクチャーの核となる次世代のRPCフレームワークを発表した。CourierはgRPCベースで、既存の独自のRPCフレームワークと親和性が高いとされた[6]。 脚注
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