名称は彼らの名前にちなんだ名前となっているが、発見からしばらくの間は集合体を表すaggregate、cluster、complexなどが用いられ、日本では擬析出物と呼ばれることもあった。GPゾーンの名称をつけたのが誰なのかは定かではないが、1939年にアメリカ材料学会によってシカゴで行われたシンポジウム、Symposium on Precipitationの記録の「Age Hardening of Metals」にある論文ではすでにこの名称が見られる。しかし、フレデリック・ザイツによる1943年発行の書籍「The Physics of Metals」にはGuiniar-Preston aggregateとされており、名称が定着したのは戦後かなり経ってからではないかと推測される。