EZ2AC「Ez2Dj」(イージー・トゥ・ディージェイ、이지투디제이)および「EZ2AC」(イージー・トゥ・アーケード、이지투아케이드)、「EZ2ON」(イージー・トゥ・オン、이지투온)とは、韓国を中心に稼働されている音楽ゲームのシリーズ名。 需要初代から7th TraX -Codename Violet- Version 3.10まではAmuse World、BONUS EDITION及びBONUS EDITION revision Aは3S ENTERTAINMENT、Ez2Dj Azure ExpressioN以降はSquare Pixelsが開発・発売を行っている。 韓国においてはアンダミロ社のPump It Upシリーズと並んで人気を誇る業務用音楽ゲームとなる。1999年には大韓民国ゲーム大賞を受賞している[1]。 演奏は通常、5鍵盤・ターンテーブル・フットペダルを使用するが、上級者向けモードではこれらに加えて中央に4つあるエフェクトボタンも使用したり、鍵盤を押しながらターンテーブルを回して演奏するモードも存在する。 1人プレイ専用筐体(Ez2Dj Mini)と小型筐体(Ez2Dj Dual)もリリースされている他、派生作品のEZ2Dancer、オンラインゲーム版となるEZ2ONも発売され、更には一部開発スタッフが『DJMAX』を生み出した経緯がある。 なお、筐体デザイン・操作デバイスがコナミの『beatmania』シリーズに似ていることから、後述する権利侵害等問題で訴訟沙汰になった事もある。 筐体
作品一覧
ゲーム方法本作はサバイバルゲージ方式を採用しており、画面右側のライフゲージがミスなどによって全部なくなるとゲームオーバーになる。
収録曲情報
サウンドトラック
権利侵害等問題特許権侵害禁止等訴訟2001年、コナミ株式会社はAmuse Worldおよびゲーム世界(게임세상)の2社に対し、「Ez2Djがコナミの特許権(韓国特許第294603号)を侵害している」とし、損害賠償等を目的とした訴訟を起こした。これに対し、Amuse Worldは、前述の特許についての無効審判を韓国特許審判院に申し立てた[28][29]。 2002年9月、韓国特許審判院が、コナミの特許のすべての独立請求項を無効とする審決を下す[28]。これにより、前述のコナミの訴訟の係争が中断する。しかしコナミは前述の審決の取消訴訟を韓国特許法院に提起[29]、以降5年間係争が続く。 2004年2月、韓国特許法院が、韓国特許審判院の審決を維持するとの判断を下す[28]。コナミ、Amuse World双方とも上告する[29]。 2006年8月、韓国大法院(日本の最高裁判所に相当)が、韓国特許法院の審決を破棄するとの判断を下す[28][29]。 2007年2月、韓国特許法院が、前述の無効審決を取り消すとの判断を下す[28][29]。 2007年4月、前述の判断を受け、韓国特許審判院がコナミの特許を維持するとの再審決を下す[29]。これにより、中断していた係争が再開する。 2007年7月、韓国のソウル中央地方法院において「Ez2Djがコナミデジタルエンタテインメント製の音楽ゲーム『ビートマニア』の特許を侵害している」として、被告2社に対し損害賠償等を命じる判決が出た。被告側が控訴しなかったためそのまま第一審で判決が確定し[28]、被告側に以下の内容が命じられた[30][31][32]。
意匠権侵害禁止等訴訟1998年、コナミ株式会社がAmuse Worldに対し意匠権侵害および不正競争行為中止要請の訴訟を起こす[29]。 2002年、韓国大法院において、「Ez2Djはビートマニアの意匠権を侵害していない」との判決が出る[29][33]。 補足前述の通り、廃棄を命じられた製品は旧作4種のみであり、残りの新作に関しては言及されていない。そのため、2023年現在最新のシリーズであるFINAL:EXはアップデートを続けていた。また、廃棄する必要があるのはあくまで以前Amuse Worldが保持していた製品のみであり、既に販売された製品に関しては廃棄の対象外である。よって「韓国のあらゆるゲームセンターでEz2Djが遊べなくなる」等といった事は無い。だが、新たに筐体を増産することは出来なくなってしまった(実際、開発元が3S Entertainment、そしてSquare Pixelsに移行してもEz2Djの筐体の新規生産は一切行っていない。ただし、近年は内部基板の交換や中古筐体をオーバーホールしたリファイン筐体の販売が行われている)ことにより、筐体の性能および耐久力(OSは2014年のEVOLVEに至るまでWindows 98を使用していた)に限界が生じ始めている。 脚注
関連項目
外部リンク
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