EFP
EFP(いーえふぴー、英: Electric Film Production)とは、フィルムカメラに代わりビデオカメラとVTRを使用した映画制作のこと。 テレビジョン放送のニュース取材がビデオ機材(カムコーダー)で行われることは、ENGと呼ばれる標準的な手法となっているが、放送業務用機材をもってしても従来のアナログ規格では映画に使用される銀塩フィルムには画質の面で到底及ばず、また用途上その画像特性も大きく異なるものであった。 しかし、映画館のスクリーンでの観賞にも十分応えられるほどの精度を有するHDTV方式やそれらに対応するデジタルVTRフォーマット・ノンリニア編集システムの登場により、映画制作における電子化およびデジタル化の可能性が急速に広がった。これらを映画制作に利用することでコスト削減とターンアラウンドの短縮につなげるべく徐々に採用が拡大している。 また、EFPにより制作された映画は上映に際しキネコが必要とされていたが、デジタルプロジェクタを備えた映画館も登場し、撮影・編集から上映まで一切フィルムを介さない場合もある。 脚注
関連項目
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