CD46CD46 (cluster of differentiation 46) は、MCP(Membrane Cofactor Protein)としても知られる。CD46は、補体制御タンパク質である。[1][2][3] [4] 遺伝子CD46の遺伝子は、補体系の構造成分をコードする他の遺伝子とともに、染色体 1q 32上のクラスター内にある。[5] 機能CD46のタンパク質は、補体の反応を阻止する。 CD46のタンパク質は、補体成分C3bおよびC4bと結合し、I 因子(serine protease factor I、セリンプロテアーゼ第I因子)の補因子として働き、C3bとC4bを分解する。CD46は、この活性により、宿主細胞を補体による損傷から保護する。[6]C3bとC4bはどちらも重要な補体を活性化するフラグメントである。CD46は赤血球を除くほぼすべての細胞で発現されている。 CD46の遺伝子の変異は、流産、糸球体腎炎、aHUS(非定型溶血性尿毒症症候群)に関与している可能性がある。[1][2] 臨床的意義CD46は、少なくとも11種類の病原体の受容体である。[1]麻疹ウイルス[7] ヒトヘルペスウイルス-6 (HHV-6)、アデノウイルスの(BとD),[8] および病原性ナイセリア属(淋菌)の IV 型線毛[9]の受容体となる。[1][2] CD46 は膜貫通領域を1か所含むⅠ型の膜タンパク質である。[10] [11] 脚注
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