CAVCAV(シーエーブイ)は、ディスクメディアの制御方式のひとつで、Constant Angular Velocity(=角速度一定)の頭文字を取ったもの。 ディスクの回転速度が常に一定であるため、内周部分に比べ外周部分の記録密度が低くなってくる。そのため、ディスク全体では線記録密度が一定であるCLVと比較すると容量が小さくなるというデメリットがあるが、ランダムアクセス性能やデータの読み書き速度では優れる傾向にある。 ディスクの回転速度を細かく制御する必要がないため、ディスクメディアの初期から使用されてきた。コンピュータ用の外部記憶装置など、高速なデータ読み書きが必要な用途に向いている。 CAV記録メディアの例
ZCAVこれを発展させて、トラックを特定の半径毎にゾーンに分け、外周に行くほど、段階的にセクタと読み書き回数を増やすことで、ディスク全体の記録密度をほぼ一定[1]に保ち、記憶容量を増やすことができる。 この方式をZoned CAVまたはZoned Bit Recording(ZBR)という。 ZCAV 記録メディアの例PCAV内周をCAV、外周をCLVとして制御する方式があり、Partial CAVという。 DVD-RAMでのドライブの制御方式は低速度メディアではZCLV、高速メディアではPCAVで制御している。
脚注
関連項目 |