本項では、2024年に行われるAFCアジアカップ2023の予選について述べる。
予選形式
前回大会の予選と同様、1次予選・2次予選は2022 FIFAワールドカップ・アジア予選の1次予選・2次予選を共有する方式が採用された[1][2]。
- 2023年アジアカップの当初の開催予定国であった中国[3]は、規定により自動的にアジアカップに出場できるものの、2022年ワールドカップの予選も兼ねる2次予選から出場する(1次予選は免除)。
- 2022年ワールドカップ開催国のカタールは、規定により自動的にワールドカップに出場できるため、当予選には2023年アジアカップのみの予選として出場する(1次予選は免除)[2]。
- 東ティモールは、2019年アジアカップの予選において代表資格のない選手を多数出場させたことへの処分として2023年アジアカップへの出場資格を剥奪されているため、当予選には2022年ワールドカップのみの予選として出場する[4]。
- 1次予選[2]
- 2次予選を40チームにするため、出場全46チームのうち、FIFAランキング上位34チームは1次予選を免除。残る12チームが2チームずつの6組に分かれてホーム・アンド・アウェーで対戦し、勝利した6チームが2次予選に進出する。
- 2次予選[5][6]
- 1次予選免除の34チームと1次予選勝利の6チーム、合計40チームを5チームずつの8組に分け、ホーム・アンド・アウェーの総当たり戦を行う。
- 各組1位8チームならびに各組2位のうち成績上位5チームの中で、カタール以外の12チームはワールドカップアジア最終予選に進出し、中国以外の12チームはアジアカップ2023への出場権を獲得。
- 各組2位のうち成績下位3チームおよび各組3位・4位、各組5位チームのうち成績上位3チームの計22チームは3次予選へ進出。
- 残り4チームは予選プレーオフへ進出する。
- プレーオフ
- 4チームから勝ち残った2チームが3次予選に進出する。
- 3次予選[7]
- 24チームを6組に分け、ホーム・アンド・アウェーでの2順の総当たり戦(各チーム6試合ずつ)を行い、残りの12枠を争う。
- レギュレーション
2次予選まではワールドカップの予選を兼ねているのでFIFAが定めたレギュレーションによって行われる。
予選出場国
FIFAとAFC双方に加盟している46の国と地域が参加。シード順には、組み合わせ抽選の時点で最新(2019年4月4日)のFIFAランキングが用いられた[2]。シード順は以下の通りで、1次予選出場チームのうち上位シードチームと下位シードチームが対戦するよう抽選する[2]。左の数字はAFC内での順位[2]、()内の数字はFIFA全体での順位[8]。
ワールドカップとアジアカップで1次予選と2次予選を共有する方式が採用されたため、ワールドカップ開催国のカタールとアジアカップ開催予定国であった中国も2次予選から参加している[9]。
1次予選免除
|
1次予選から出場
|
|
|
上位シード
下位シード
|
日程
予選の日程は以下のとおり[10][11][12][13][6][14]。
ラウンド
|
節
|
日付
|
1次予選
|
第01戦
|
2019年06月06日
|
第02戦
|
2019年06月11日
|
2次予選
|
第01節
|
2019年09月05日
|
第02節
|
2019年09月10日
|
第03節
|
2019年10月10日
|
第04節
|
2019年10月15日
|
第05節
|
2019年11月14日
|
第06節
|
2019年11月19日
|
第07節
|
2021年03月25日、05月28日、06月03日
|
第08節
|
2020年12月04日、2021年03月30日、06月07日、06月09日
|
第09節
|
2021年03月30日、05月30日、06月11日
|
第10節
|
2021年06月13日、06月15日
|
|
ラウンド
|
節
|
日付
|
プレーオフ
|
第1戦
|
2021年10月07日
|
第2戦
|
2021年10月12日
|
3次予選
|
第1節
|
2022年06月08日
|
第2節
|
2022年06月11日
|
第3節
|
2022年06月14日
|
|
当初の日程
ラウンド
|
節
|
日付
|
2次予選
|
第07節
|
2020年03月26日
|
第08節
|
2020年03月31日
|
第09節
|
2020年06月04日
|
第10節
|
2020年06月09日
|
プレーオフ
|
プレーオフI 第1戦
|
2020年09月03日
|
プレーオフI 第2戦
|
2020年09月08日
|
プレーオフII 第1戦
|
2020年10月13日
|
プレーオフII 第2戦
|
2020年11月17日
|
3次予選
|
第01節
|
2021年03月30日
|
第02節
|
2021年06月08日
|
第03節
|
2021年09月07日
|
第04節
|
2021年10月12日
|
第05節
|
2021年11月16日
|
第06節
|
2022年03月29日
|
1次予選
1次予選の組み合わせ抽選は、2019年4月17日 11:00(現地時間=UTC+8)よりマレーシア・クアラルンプールのAFCハウスで行われた[1][4]。参加全46チームのうち、FIFAランキング上位34チームは1次予選を免除。残る12チームが2チームずつに分かれてホーム・アンド・アウェーで対戦し、勝利したチームが2次予選に進出する。
- 注釈
2次予選
2次予選の組み合わせ抽選は、2019年7月17日 17:30(現地時間=UTC+8)よりマレーシア・クアラルンプールのAFCハウスで行われた[18][19][5]。1次予選免除の34チームと1次予選突破の6チーム、合計40チームが5チームずつ8組に分かれてホーム・アンド・アウェーの2回総当たり戦を行う。各組1位のチームと、各組2位チームのうち成績上位4チーム(合計12チーム)はAFCアジアカップ2023への出場権を獲得。各組2位のうち成績下位3チームおよび各組3位・4位、各組5位チームのうち成績上位3チーム (計22チーム)は3次予選へ進出。各組5位チームのうち成績下位4チームは予選プレーオフへ進出する。
グループA
グループB
グループC
グループD
グループE
グループF
グループG
グループH
各組2位チーム
最終更新は2021年6月15日の試合終了時. 出典: FIFA
順位の決定基準:
順位決定方式
各組5位チーム
最終更新は2021年6月15日の試合終了時. 出典: FIFA
順位の決定基準:
順位決定方式
プレーオフ
組み合わせ抽選会は、2021年6月24日15:00(UTC+8)よりマレーシア・クアラルンプールのAFC本部で行われた[20]。ホーム・アンド・アウェー方式のラウンドを2回行い、勝ち残った2チームが3次予選に進出する[21]。
3次予選
組み合わせ抽選は、2022年2月24日15:00 (UTC+8) よりマレーシア・クアラルンプールのAFC本部で行われた。24チームを4チームずつの6グループに分け、それぞれ集中開催での1回総当たり戦(各チーム3試合ずつ)を行い、残りの11枠を争う。
当初はグループごとでホーム・アンド・アウェーでの2回総当たり戦(各チーム6試合ずつ)を行う予定であったものの、新型コロナウイルス流行の影響を受け、AFCは2021年10月20日に上記の通りに方式を変更することを発表した[22]。
グループA
出典: AFC
順位の決定基準:
順位決定方式(H) 開催地.
グループB
出典: AFC
順位の決定基準:
順位決定方式(H) 開催地.
グループC
出典: AFC
順位の決定基準:
順位決定方式(H) 開催地.
グループD
出典: AFC
順位の決定基準:
順位決定方式(H) 開催地.
グループE
出典: AFC
順位の決定基準:
順位決定方式(H) 開催地.
グループF
出典: AFC
順位の決定基準:
順位決定方式(H) 開催地.
各組2位チーム
試合は2022年6月8日 に開始予定. 出典: AFC
順位の決定基準:
順位決定方式
出場国
予選の結果、以下の国と地域が参加する。
出場国・地域
|
予選順位
|
出場決定日
|
出場回数
|
最高成績
|
FIFA
RANK
|
中華人民共和国 |
(当初開催国) 2次予選A組2位 |
20190604 2019年6月4日 |
13 13大会連続 13回目 |
準優勝 (1984, 2004)
|
81
|
日本 |
2次予選F組1位 |
20210528 2021年5月28日 |
10 10大会連続 10回目 |
優勝 (1992, 2000, 2004, 2011)
|
20
|
シリア |
2次予選A組1位 |
20210607 2021年6月7日 |
7 2大会連続 7回目 |
グループステージ (1980, 1984, 1988, 1996, 2011, 2019)
|
90
|
カタール |
開催国 2次予選E組1位 |
20210607 2021年6月7日 |
11 7大会連続 11回目 |
優勝 (2019)
|
61
|
韓国
|
2次予選H組1位
|
2021年6月9日
|
8大会連続 15回目
|
優勝 (1956, 1960)
|
27
|
オーストラリア
|
2次予選B組1位
|
2021年6月11日
|
5大会連続 5回目
|
優勝 (2015)
|
29
|
イラン
|
2次予選C組1位
|
2021年6月15日
|
15大会連続 15回目
|
優勝 (1968, 1972, 1976)
|
24
|
サウジアラビア
|
2次予選D組1位
|
2021年6月15日
|
11大会連続 11回目
|
優勝 (1984, 1988, 1996)
|
54
|
アラブ首長国連邦
|
2次予選G組1位
|
2021年6月15日
|
6大会連続 11回目
|
準優勝 (1996)
|
72
|
イラク
|
2次予選C組2位
|
2021年6月15日
|
7大会連続 9回目
|
優勝 (2007)
|
67
|
オマーン
|
2次予選E組2位
|
2021年6月15日
|
3大会連続 5回目
|
ベスト16 (2019)
|
73
|
ベトナム
|
2次予選G組2位
|
2021年6月15日
|
2大会連続 3回目[† 1]
|
ベスト8 (2007, 2019)[† 1]
|
95
|
レバノン
|
2次予選H組2位
|
2021年6月15日
|
2大会連続 3回目
|
グループステージ (2000, 2019)
|
99
|
ヨルダン
|
3次予選A組1位
|
2022年6月14日
|
4大会連続 5回目
|
ベスト8(2004, 2011)
|
84
|
インドネシア
|
3次予選A組2位
|
2022年6月14日
|
4大会ぶり 5回目
|
グループステージ (1996, 2000, 2004, 2007)
|
149
|
パレスチナ
|
3次予選B組1位
|
2022年6月14日
|
3大会連続 3回目
|
グループステージ (2015, 2019)
|
93
|
ウズベキスタン
|
3次予選C組1位
|
2022年6月14日
|
8大会連続 8回目
|
4位(2011)
|
74
|
タイ
|
3次予選C組2位
|
2022年6月14日
|
2大会連続 8回目
|
3位(1972)
|
114
|
インド
|
3次予選D組1位
|
2022年6月14日
|
2大会連続 5回目
|
準優勝 (1964)
|
101
|
香港
|
3次予選D組2位
|
2022年6月14日
|
14大会ぶり 4回目
|
3位(1956)
|
147
|
バーレーン
|
3次予選E組1位
|
2022年6月14日
|
6大会連続 7回目
|
4位(2004)
|
85
|
マレーシア
|
3次予選E組2位
|
2022年6月14日
|
4大会ぶり 4回目
|
グループステージ (1976, 1980, 2007)
|
138
|
タジキスタン
|
3次予選F組1位
|
2022年6月14日
|
初出場
|
|
109
|
キルギス
|
3次予選F組2位
|
2022年6月14日
|
2大会連続 2回目
|
ベスト16 (2019)
|
96
|
出典
外部リンク