2A36 152mmカノン砲2A36 ギアツィント-B(ロシア語:2А36 «Гиацинт-Б»)とは、ソビエト連邦が開発した口径152mmのカノン砲である。 概要この砲は1970年代にM-46 130mmカノン砲の後継として開発が始められ、1976年に部隊配備が始められた。この砲を2S3アカーツィヤや2S4チュリパンなどと同じ車体に搭載して自走化させたのが、2S5ギアツィント-Sである。 主砲は54口径という150mmクラスの野戦砲としては異例の長砲身を採用している。この砲はその長射程を活かして敵(主にNATO軍)の部隊や兵器を破壊し、敵砲兵隊を壊滅させる対砲兵砲撃戦を得意とする。M-46と比較して採用国が少ない(旧ソ連構成国以外ではイラクとフィンランド、レバノンのみが採用)が、実戦経験は少なくなく、レバノン内戦末期には同陸軍がイラクの余剰分を入手して、パレスチナ難民キャンプに対する砲撃に用いている。その他、アフガニスタン侵攻やイラン・イラク戦争、湾岸戦争、チェチェン紛争、2020年ナゴルノ・カラバフ紛争で使用されている。 スペック
運用国現役脚注
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