2014 RC
2014 RCは、協定世界時2014年9月7日18時2分に地球から約0.000267天文単位(月までの距離の0.1倍)まで接近した地球近傍天体である[3][6][7]。最接近した時は視等級が11.5まで明るくなったが[8]、裸眼や双眼鏡での観測は出来なかった。ピーク時の明るさの時の小惑星の赤緯は-47で[8]、ニュージーランド上空で観測された。2014 RCは、チェリャビンスク隕石の約半分の大きさで[4]、2013年に接近した2012 DA14とほぼ同じ距離を通過した。同年に接近した、2014 AAと2014 LY21は、より地球に近づいた。2014 RCは、2014年9月5日にJPL Sentry Risk Tableから除去され、今後100年間は地球に衝突しないとされた[9]。しかし、2115年9月8日に2014 RCは月から0.004天文単位のところを通過する[3]。1973年9月6日には、地球から0.00076~0.018天文単位の距離を通り過ぎた[3]。 軌道の変化2014年の地球への接近の間、2014 RCの公転周期は600日から549日に減少した[10]。軌道離心率は減少し、軌道傾斜角は増加した。
物理的性質絶対等級は26.8で[3]、アルベドから推測すると、直径は11から25mになる[5]。NASA Infrared Telescope Facilityによる観測で、この小惑星はSq型のかなり明るい小惑星で、アルベドは約0.24であると結論付けられた[4]。そのアルベド値より、2014 RCの直径は約12mと推定されている[4]。 出典
外部リンク
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