12月生まれの少年
『12月生まれの少年』(じゅうにがつうまれのしょうねん)は、施川ユウキによる日本のギャグ4コマ漫画作品。 『まんがライフオリジナル』(竹書房)にて2005年12月号(2005年11月11日発売)での読み切り作品[注釈 1]を経て、同誌の2006年9月号(2006年8月11日発売)から2011年12月号(2011年11月11日)にかけて連載。同誌の2007年11月号(2007年10月11日発売)より、施川による映画批評コラム『全ての映画は、ながしかく』が連載されている。 主人公の少年柊とその周りの同級生・家族との日常を描く。掲載頁数は毎回4-6ページ。 当作品は連載が5年3か月間続き、丸5年間続いたデビュー作『がんばれ酢めし疑獄!!』を僅かに上回り作者にとっての最長連載作品となったため、完結時には「思い入れもひとしお」と作者はコメントした[1]。 登場人物登場人物は現在までのところ全員草花に関係した名前をもつ[3]。また、その草花はキャラが初登場した回の時季にゆかりがあるものが選ばれている。
書誌情報
単行本においては各回にサブタイトルが新たに付される。雑誌掲載時には記されていた、話数を表す「Episode ○○」という表示は削除される。 備考レイアウト毎回タイトルロゴ[注釈 3]の上には「小学4年生の日々」という語句が副題的に冠されている。回ごとのサブタイトルはなくロゴ下に「Episode ○○」と話数が表示されるのみ。タイトルロゴと話数の下に柊の一言を添えたカットが描かれる。単行本においては柊のカット以外は省略される。また各回にサブタイトルが付けられる。 作者が『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載していた『サナギさん』と同様、最終ページは大ゴマを使った1ページ漫画とすることが多い。 その他毎号ハシラ(コマ枠外の側部)において編集部と作者との簡単な一問一答がある。この質問は連載内容とは関連しておらずその号に漫画を寄稿した作家に対して画一的になされる。単行本には収録されない。 読み切り版が掲載された2005年12月号の読者コーナー「フロムリーダーズ」の「まんが家さん プレイバック」で作者と編集部との簡単な一問一答がいくつかなされた。 『コーラス』2009年2月号(集英社、2008年12月27日発売)のインタビュー企画「まんがに歴史あり」第22回に作者施川がインタビュアーとしてゲスト出演し、『12月生まれの少年』について語った。 特典
全ての映画は、ながしかく『全ての映画は、ながしかく』(すべてのえいがはながしかく)は、『まんがライフオリジナル』2007年11月号から連載している施川ユウキの映画批評コラム。『12月生まれの少年』との内容的な繋がりは無いが同一作者による同一誌での連載作品なので本項目にて記述する。 「惜しみなく金を掛けられる程の趣味も無い」[6]施川が、「割とよく観る」[7]という映画をコラム形式で批評する。雑誌発売日の前後に公開される作品が批評の対象となる。同コラムには映画の感想等をしたためた1コマ漫画もある。掲載頁数は毎回1ページ。 2009年4月30日より、竹書房刊の4コマ漫画雑誌の共同サイト「4コマ堂」において当コラムを第1回から掲載するコーナーが設けられた[8]。更新は毎月1日。 作者のブログ(2007年10月12日「[ 全ての映画は、ながしかく」)にコラムのタイトルを決めていく過程が書かれている[9]。 同誌2009年1月号(2008年12月11日発売)よりタイトルロゴが変更。同誌2016年2月号では連載100回を記念して、本コラムのほかに作者のインタビューが掲載[10]。 2021年6月現在において当コラムは単行本に収録されていない。 『ポポ時評』『まんがライフオリジナル』2012年8月号より、目次横4コマ漫画『ポポ時評』を連載。
脚注注釈出典
外部リンク
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