黒田 乙吉(くろだ おときち、1888年12月19日 - 1971年12月26日)は、日本のジャーナリスト、翻訳家。文筆家、ロシア研究家、新聞記者。
来歴
福岡県出身。熊本県師範学校卒業。ロシア語を学び、大阪毎日新聞入社、1917年モスクワ特派員となりロシアの二月革命、十月革命を報道。
戦後はソ連問題研究会専務理事などを務めた。
著書
- 『悩める露西亜』(弘道館) 1920、のち改題『ソ連革命をその目で見た一日本人の記録』(世界文庫) 1972
- 『カムチヤッカ その風土と産業』(大阪毎日新聞社) 1922
- 『一九三七年度北氷洋工作に就いて』(皐月會) 1938
- 『一九三八年度に於ける北氷洋工作』(皐月會) 1939
- 『ソヴィエト塑像』(明倫閣) 1948
- 『二つのロシア』,世界の日本社,1948(佐藤尚武,柳沢健と共著)
- 『北氷洋の探検』(筑摩書房) 1952
翻訳
- 『黒馬を見たり』(ロープシン、随筆社) 1924
- 『イワン王子』(新教育事業協会) 1950
- 『トルストイ人生名言集 永遠のともしび』(金園社) 1967
- 『トルストイ人生読本 春夏秋冬』(金園社) 1968
- 『トルストイ人生読本 1日1章』(金園社) 1971