鶴岡カトリック教会天主堂(つるおかカトリックきょうかいてんしゅどう)は、山形県鶴岡市にある教会。
1903年(明治36年)に建てられたヨーロッパ中世紀頃のロマネスク様式をもつ教会で、1979年(昭和54年)から国の重要文化財に指定されている。
日本で唯一黒い聖母像がある天主堂として知られる
概要
フランス人のパピノ神父の設計で、日本人大工の相馬富太郎が棟梁となって建築したと言われている[1]。高さ23.7メートル、正面の幅10.8メートル、主棟奥行き23.75メートルの木造瓦葺のバジリカ型三廊敷きロマネスク様式の建物で、東北地方ではこの様式最古の建物である[2]。
黒いマリア像
鶴岡カトリック教会天主堂の祭壇に飾られているのは、1903年に天主堂ができた記念にフランス ノルマンディー州 ドーバー・ラ・デリヴランデのデリブランド修道院から寄贈された「黒いマリア像」で、ノートルダム・ド・ラ・デリヴランデ聖堂(fr:Basilique Notre-Dame de la Délivrande)にある黒い聖母像の複製として、フランスで作られた、木の芯に石膏を被せたものである。日本にある「黒いマリア像」はこの一体のみである[3]。
絵窓
窓にはステンドグラスではなく、絵が描かれた透明な紙を2枚のガラスで挟んだ絵窓と呼ばれるものが使用されている。日本で絵窓が使われているのは、この建物が唯一である[4]。
周辺の名所・施設
アクセス
- 所在地:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町 7-19
- 鶴岡駅から湯野浜温泉方面バス10分。市役所前下車徒歩5分。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク