魚住陽子

魚住 陽子(うおずみ ようこ、本名: 加藤陽子、1951年10月23日[1] - 2021年8月22日[2])は、日本小説家

来歴

埼玉県小川町出身[3]埼玉県立小川高等学校卒業[3]紀伊國屋書店に勤務するかたわら[3]同人誌を書く。池袋コミュニティ・カレッジの小説講座に通い、同人誌『こみゅにてぃ』に小説を発表。

1989年「静かな家」で芥川賞候補[4]、「奇術師の家」で第1回朝日新人文学賞受賞[3]、1991年「別々の皿」で芥川賞候補[4]、「公園」で三島由紀夫賞候補、1993年「流れる家」で芥川賞候補[4]1996年『動く箱』で野間文芸新人賞候補。個人誌「花眼」を発行している。のちには俳人としても活動した。

2021年8月22日、腎不全のため死去[4]

著書

  • 『奇術師の家』朝日新聞社 1990 のち文庫
    • (奇術師の家、静かな家(『こみゅにてぃ』25号)遠い庭、秋の棺)
  • 『雪の絵』(1992年、新潮社
    • (別々の皿、雪の絵、秋の指輪、雨の中で最初に濡れる)
  • 『公園』(1992年、新潮社)
    • (6月、雨、あの人のいない日、夏の終わり、蝙蝠、はじまり)
  • 『動く箱』(1995年、新潮社)
    • (動く箱、雨の箱、流れる家、敦子の二時間)
  • 『水の出会う場所』駒草出版ダンク出版事業部 2014
  • 『菜飯屋春秋』駒草出版 2015
  • 『夢の家』駒草出版 2022

出典

  1. ^ 『文藝年鑑』2008年
  2. ^ “魚住陽子さん死去”. 朝日新聞社. (2021年9月1日). https://www.asahi.com/articles/DA3S15028599.html 2021年9月1日閲覧。 
  3. ^ a b c d 埼玉:魚住陽子さんの生涯たどる 小川出身小説家 きょうまで特別展:地域ニュース”. 読売新聞オンライン (2022年3月6日). 2022年6月26日閲覧。
  4. ^ a b c d 魚住陽子さん死去 作家:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2022年6月26日閲覧。

関連項目