高山村五大桜(たかやまむらごだいさくら)は、長野県上高井郡高山村内に点在する5株の一本桜の総称。樹齢や大きさなどにより選定されたもので、いずれも推定樹齢は150年から600年に上る[1]。
一覧
- 赤和観音のしだれ桜 - 推定樹齢200年。樹高約15メートル、目通り幹周り3.5メートル。赤和観音の登り口にある。赤和観音は400年あまりの歴史をもつ懸崖造りの観音堂である。
- 黒部の江戸ひがん桜 - 推定樹齢500年。樹高約10メートル、目通り幹周り3.45メートル。黒部地区の水田地帯の中で孤高の存在。樹下に「十二宮」(方言で「じょんのみや」)の祠がある。また善光寺大本願鷹司誓玉上人の歌碑もある。
- 水中(みずなか)のしだれ桜(鹿島のしだれ桜とも言う) - 樹齢250年。樹高約22メートル、目通り幹周り4メートル。。寛保2年(1742年)に鹿島神社を奉った時に植えたとされる。映画「北の零年」のロケ地。
- 中塩のしだれ桜 - 推定樹齢150年。樹高約10メートル、中塩地区の観音堂敷地にある。樹下には地蔵がある。
- 坪井のしだれ桜 - 推定樹齢600年。樹高約10メートル、目通り幹周り8メートル。樹下に墓があり寛永の文字が見えるので樹齢400年以上と推定され、さらに五輪塔がある。これを根拠とし幹の大きさも考慮すると樹齢600年と推定できる。「日本彼岸桜見立番附」西の小結。
周辺観光スポット
脚注
参考文献
- 信州高山温泉観光協会 編『しだれ桜&句碑・歌碑めぐり』信州高山温泉観光協会。 (観光パンフレット)
- 高山村教育委員会 編『改訂版 村の文化財をたずねて』高山村教育委員会、2018年3月20日。
- 高山村公民館 編『自然と人のふれあう村 信州高山村の歴史と風土』高山村公民館、1997年12月24日。
関連項目
外部リンク