『骨が腐るまで』(ほねがくさるまで)は、内海八重による日本の漫画作品。漫画アプリ「マンガボックス」にて、2016年22号より2018年10号まで連載された。単行本は講談社より全7巻。
あらすじ
八ツ森中ミステリー5と言われる、幼なじみ5人組にはある秘密があった。それは、11歳の夏に殺人を犯し、死体を埋めたこと。彼らは、毎年夏祭りの日に、死体を確認する儀式を行う。
しかし、事件から5年が経った16歳の夏、死体は何者かに盗まれてしまう。死体を盗んだという謎の男からの脅迫電話を受け、5人は数々の指令の実行に移していく。
登場人物
- 中村 信太郎(なかむら しんたろう)
- 本作の主人公。幼なじみ5人組の1人。学校では地味で無個性な人間として扱われ、椿らと比べて影は薄い。椿とは疑似的な姉弟関係を築いている。また、椿の彼氏である明にはヒーローとして心酔されている。咄嗟の判断力・行動力において優れており、5人の中ではリーダーとして振る舞う。
- 豊島 椿(とよしま つばき)
- 才色兼備な学園のヒロイン。幼なじみ5人組の1人。明と付き合っており、美男美女カップルとして名を馳せている。普段はクールだが、平然と冗談を飛ばす一面も持つ。信太郎とは仲が良く、毎朝起こしに行くなど、疑似的な姉弟関係を築いている。
- 神崎 明(かんざき あきら)
- 生徒会長を務める美少年。幼なじみ5人組の1人。全国模試でも常にトップ10に入る秀才。椿と付き合っており、学園では憧れの存在だが、信太郎のことをヒーローとして尊敬している。16歳の夏、死体を別の場所に運ぶことを提案した。
- 二枚堂 竜(にまいどう りゅう)
- 幼なじみ5人組の1人。もともとは金髪の不良で「凶犬」と称されていたが、黒髪眼鏡という真面目な出で立ちになっている。時には荒々しい行動を見せるが、普段は5人の中でも常識人として振る舞う。信太郎とは悪友で、2人で謎の誓いを立てている。遥に好意を抱いている。
- 永瀬 遥(ながせ はるか)
- 幼なじみ5人組の1人。巨乳の美少女で、男を惑わす小悪魔的存在として学校で名を馳せている。昔は男の子のような見た目だった。信太郎に恋心を抱き、彼にアプローチを見せる。
- 死体泥棒(したいどろぼう)
- 5人が埋めた死体を盗み、携帯電話で脅迫する謎の男。一人称は「ボク」。普段はおちゃらけた口調だが、激情しやすく、激しい口調で怒鳴ることも多い。
書誌情報
脚注
外部リンク