馬邈馬 邈(ば ばく、生没年不詳)は、中国三国時代の蜀漢の武将。 江油の地を守備していたが、炎興元年(263年)10月、魏の鄧艾の軍勢が迫ると降伏した[1]。 三国志演義羅貫中の小説『三国志演義』でも江油城を守っていたが、宦官の黄皓が専横する蜀漢に呆れ、妻の李氏には「魏軍が迫れば降伏するのが上策」と話していた。忠義を重んじる李氏から罵倒されると、馬邈は恥じ入り、返す言葉もなかった。 鄧艾の軍勢が迫ると戦わずして降伏。郷導官[2]に任命され、成都まで至る地図を献上する。一方で李氏は降伏を良しとせずに自殺。馬邈と対比するように烈女として称えられる[3]。 脚注
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