飯神社
讃岐国鵜足郡の式内社。旧社格は県社。「讃岐富士」と称される飯野山の西南麓に鎮座し、飯野山登山口もあるが、山自体を神体山とするという。 祭神主祭神合祀由緒創建時期は不明。飯野山山頂の岩石群を盤座としたのが始まりという。飯野山山腹に遷座後、康保元年(964年)に現在地に遷座される。 天正9年(1581年)、長宗我部元親の讃岐国侵攻の兵火により焼失。元和8年(1622年)に再建される。 明治元年(1868年)に飯野村の村社に列し、大正10年(1921年)に香川県県社に昇格した。現在の社殿は明治22年(1889年)改築されたもので、昭和56年(1981年)に修復されている。 境内社
その他菅原道真が讃岐国国司時代、飯神社を深く信仰しており、京に帰任する際、木像を彫って納めたという。境内社飯天神社の御神体がその木像であると伝わる。 |