飯島延浩
飯島 延浩(いいじま のぶひろ、1941年7月28日 - )は、日本の実業家。山崎製パン株式会社代表取締役社長(第3代)として、同社を売上高1000億円台から、1兆円規模の食品コンツェルンに成長させた。 一般社団法人日本パン工業会会長を、20年以上務めている他、株式会社東ハト代表取締役会長、株式会社不二家取締役相談役、ヤマザキナビスコ株式会社会長、株式会社デイリーヤマザキ会長などを歴任した。 来歴千葉県市川市生まれ。都立両国高校を経て[2]、1964年3月一橋大学経済学部卒業。1964年4月山崎製パンに入社[3]。1966年ボロー・ポリテクニック(現・ロンドン・サウス・バンク大学)卒業。1993年ロンドン・サウス・バンク大学名誉理学博士[4][5]。 1970年山崎製パン取締役、79年1月常務、79年3月代表取締役社長[6]。94年4月ヴィ・ド・フランス・ヤマザキ会長兼務、99年3月ヤマザキナビスコ会長兼務、06年3月デイリーヤマザキ会長兼務、06年7月東ハト代表取締役会長兼務。2016年ヤマザキビスケット取締役会長兼務[7]。この間、96年から日本パン工業会会長を連続12期在任[8][9]。1997年から総理府食料・農業・農村基本問題調査会委員[10]。 1000億円台にすぎなかった山崎パンの売り上げを、社長在任中に急増させ、連結売上高1兆円規模の食品コンツェルンに拡大させた。救済型M&Aで東ハトや不二家も子会社化[6][11][12][13]。 現在食品業界トップにあり、不二家問題でもその動向が注目され、衛生管理など業務支援に乗り出し、2007年6月不二家取締役相談役就任。2008年不二家を山崎製パンの子会社化する。その他、飯島記念食品科学振興財団評議員会会長、国際開発救援財団理事長、国際NGO団体『ワールド・ビジョン』の日本支部である『ワールド・ビジョン・ジャパン』の副理事長などを勤める[5]。 日本ホーリネス教団に所属するキリスト教徒である[14]。2000年フランス共和国農事功労章受章[15]。2003年藍綬褒章受章[16]。2015年紺綬褒章受章[17]。2016年堤恒雄記念賞受賞[18]。2023年食料産業特別貢献大賞受賞[19]。 親族
著書
出典
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