飛鳥山公園 (江別市)
飛鳥山公園(あすかやまこうえん)は北海道江別市緑町西2丁目11に所在する公園。飛烏山公園とも表記される。 園内にある丘「飛鳥山(飛烏山)」の標高は17.5メートルであり、日本で15番目、北海道では4番目の低山である[1]。野幌丘陵を除くと平坦な範囲の広い江別市において数少ない「山」と呼ばれる場所であり、市民のさまざまな気晴らし場となってきた[2]。 歴史1889年(明治22年)、丘の上に飛鳥山神社が創建される[2]。この社は1893年(明治26年)、萩ヶ丘に遷移して江別神社となった[2]。 1915年(大正4年)3月、名越源五郎村長あてに、光雲寺住職の北川実現、江別兵村の矢沢染三、藤倉祝八の3名連署による「飛鳥山公園起業方法書」が提出される[3]。そこに記載された計画には、三十三観音像の建立、遊歩道や休憩所の設置、サクラの植樹が盛り込まれていたほか、5年以内に競馬場を設けたいという展望も含まれていた[4]。 1916年(大正5年)、園内に競馬場が造られる[2]。1928年(昭和3年)には公認の地方競馬場となって賑わったが、元江別に移転した後の1938年(昭和13年)、戦争のため競馬は中止となった[1]。 1945年(昭和20年)5月、元江別連合警防部長の石井巌が江別町長に願書を出し、飛鳥山に防空壕を構築する旨を訴える[5]。防空壕は実際に造られ、その過程で三十三観音像は光雲寺の境内に移された[5]。 ギャラリー
脚注
参考文献
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