『風の中を行く』(かぜのなかをゆく)は、1969年2月10日から同年5月5日まで、日本テレビ系列の月曜20:00 - 20:55の枠で放映されたテレビドラマ。
概要・内容
白川渥の小説『ここは静かなり』が原作。本作の主演を務めた吉永小百合が設立した『吉永事務所』の初製作作品である。
明るく健康的で正義感のある、女性教師になった千田杉子が、教え子たちが抱える様々な問題、赴任先の地方の風習と地元の人々との関係、弟への愛情など色々な出来事に直面しながらも、たくましく成長し幸せをつかんでいく彼女自身の青春の姿を描く。
杉子は両親がすでに亡くなり、弟・良一と二人でおじ・泰吉のもとで暮らしていた。杉子が教員採用試験に合格したその日、良一が心臓弁膜症で倒れ、良一と一緒に体にも環境も良い所へ行こうと、三重県の志摩半島の海に面した町・尾ノ浦町へ移り、そこで教師として赴任することを決める。
原作および1956年公開の映画版では神戸の高校が舞台であったが、上記の通り本作では地方に赴任する形となっている。
キャスト
ゲスト出演
スタッフ
- 原作:白川渥(『ここは静かなり』より)
- 脚本:津田幸夫(第1話~第5話・第8話・第9話)、杉本彰(第10話・第11話)、田村多津夫(第6話・第7話・第12話・第13話)
- 監督:鍛冶昇(第1話)、小野田嘉幹(第2話~第5話)、木村正芳(第6話~第13話)
- 制作:吉永事務所、銀座プロ[1]、日本テレビ
主題歌
脚注
- ^ 銀座プロは、破産により途中降板。