響鳴
『響鳴』(きょうめい)は原作・紙谷龍生、作画・福原鉄平による漫画。「コミックガム」(ワニブックス)において2000年から2001年にかけて連載された。昭和30年代の東京を舞台に殺人事件へ挑む探偵、大槻種彦の活躍を描く。 あらすじ
童話研究家の娘が殺された。死体には灰が撒かれ、足の指を切断して金色の靴を履かせ、まるで灰かぶり姫を思わせるようになっていた。その謎を解く間もなく、今度は白雪姫を模したかのような毒りんごによる殺人未遂が発生する。私立探偵の大槻種彦は犯人の精神へ共感することで真実に迫っていく。 童話が持つ猟奇性、エロチシズムを犯罪に投影させた作品。全3話。
とある寂れた巡業サーカスの出し物に、自動人形がストラディバリウスのバイオリンを弾くというものがあった。そのバイオリンを狙っていた高利貸が密室の中で殺され、自動人形の手には血まみれのナイフが握られていた。しかし自動人形が自らの意思で動くはずはない。大槻種彦がそのからくりを解き明かす。 古典的なサーカスを舞台に、トリックに重点を置いた作品。全3話。 登場人物
書誌情報紙谷龍生(原作)・福原鉄平(作画)『響鳴』 ワニブックス(GUMコミックス)、全1巻
|