非機能要件非機能要件(Non-functional requirement)とは、システム設計や情報システム開発上の要求分析において、要件、システム要件といった機能面以外の全般を指す。 機能要件を実装するための設計がシステム設計であり、非機能要件を実装するための設計がシステムアーキテクチャとなる。 広義には、機能要件とはシステムが動作する内容について定義し、非機能要件とはシステムが動作する方法を定義すると言える。 機能要件は「要件に対するシステムのふるまい」の形で記述され、通常はシステム一部の個々の動作が明示されたり、数学関数として表されたり、あるいはブラックボックスとしての説明だったり、機能モデルとして説明される。 一方、非機能要件は、特定の状態のシステムとしてではなく、機能の全体的な特性を「システムが要件を満たさなければならない」の形で記述される。非機能要件は、システムの全体的な特性として、開発プロジェクトが成功したか失敗したかどうかの指標としても利用される。 日本情報システムユーザー協会(JUAS)が発行した『非機能要件要求仕様定義ガイドライン』では以下の10種類に分類し定義している。
システム基盤の発注者要求を見える化する非機能要求グレード検討会では、『非機能要求グレード』において以下の6つの大項目、35の中項目で[1]、非機能要件の要求項目を定めている。
出典
外部リンク脚注
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