静岡県道16号下田石廊松崎線(しずおかけんどう16ごう しもだいろうまつざきせん)は、静岡県下田市から賀茂郡南伊豆町を経由して、賀茂郡松崎町に至る県道(主要地方道)である。
概要
伊豆半島南部の海岸線沿いに周遊する道路で、下田市中心市街の新下田橋東側から、伊豆半島最南端の石廊崎付近を経て、西海岸側の松崎町江奈の宮の前橋交差点に至る県道で、主要地方道にも指定されている。主な通過地は、下田市吉佐美、賀茂郡南伊豆町湊・石廊崎・入間・一色・妻良・子浦、松崎町雲見・石部・岩地・道辺である。起点側と終点側の大部分は国道136号と重複しており、単独区間となる実延長区間は南伊豆町内の国道から分岐する湊 - 入間(差田交差点)間である。
路線データ
歴史
路線状況
整備の行き届いた2車線道路(片側1車線)で、交通量は少ない。下田市街地のはずれから松崎町の入口まで県道16号と国道136号重複区間とを走りつないでいくと、約40 kmにわたり信号機はひとつも設置されていない。
別名
- マーガレットライン
- かつての有料道路で正式名称は南伊豆道路。国道136号と重複する子浦から雲見までの区間を指す。
- 富士見彫刻ライン
- 松崎町雲見 - 松崎間の西南海岸沿いの区間で、道路上に二十数体の彫刻像が建ち並んでいることからアートラインともよばれている。
重複区間
賀茂郡南伊豆町湊・日野交差点から賀茂郡南伊豆町入間・差田交差点の区間だけが単独区間となっており、それ以外の区間は国道136号と重複する。距離は36.236 kmにもわたり、重複区間での案内標識は存在しない。
- 国道136号(下田市武ガ浜 - 賀茂郡南伊豆町湊・日野交差点)
- 国道136号(賀茂郡南伊豆町入間・差田交差点 - 松崎町・宮の前橋交差点)
地理
沿線には、弧を描く砂浜海岸の弓ヶ浜、奇岩と断崖が続く石廊崎やあいあい岬と、入江には石廊崎・三崎などの漁港が点在する美しい海岸風景が見られる。また、沿線の奥石廊崎(奥石廊)にある「あいあい岬」や「ユウスゲ公園」からはヒリゾ浜[5]、大根島が見渡せる[6]。
通過する自治体
交差する道路
峠
脚注
- ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、159頁。ISBN 9784816922749。
- ^ 昭和51年静岡県告示第540号
- ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
- ^ 『伊豆新聞』2016年1月1日号伊東版6頁「伊豆の穴場(1) 公園内に「幸せ招く鐘」 南伊豆町・愛逢岬」(伊豆新聞本社)
- ^ 『伊豆新聞』2018年4月24日号下田版1頁「あいあい岬の星空PR 手すり、遊歩道に電飾―南伊豆観光協」(伊豆新聞本社)
参考文献
関連項目
外部リンク