霧虹霧虹(きりにじ、fog bow、fogbow)は、霧等によって光が散乱され、光の輪となって現れる大気光学現象。 虹と似た有色の光の輪である光輪(グローリー, glory)とは異なり、霧虹は白色の輪である事からも白虹(しろにじ、はっこう)とも呼ばれる。 原理は通常の虹と同じであるが、霧の場合は水滴が小さいため各色の最小偏角への集中が弱くなり、色が混ざりあうことで白くなる[1]。 記録自体は『続日本紀』宝亀6年5月14日条や14世紀の中国史書である『十八史略』(太陽を横切ることは兵乱の前兆とされた)に残る。 方向基本的に太陽が観察者の後方にある場合に霧虹が確認できる。 なお、夜間に霧虹が確認出来る場合は月虹とも呼ばれる[2]。 関連項目脚注外部リンク |