霊鑑寺
霊鑑寺(れいかんじ)は、京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町にある臨済宗南禅寺派の寺院。山号は円成山。本尊は如意輪観音。近世には皇女が入寺する尼門跡寺院であった。谷御所(たにのごしよ)、椿の寺とも呼ばれる。 歴史当寺は、そもそもは後陽成天皇の典侍であった持明院基子の隠居所であった。その後、寛永20年(1643年)に基子の希望により後水尾上皇によって寺院に改修されることが決められ、翌正保元年(1644年)には上皇の娘である宗澄女王が入り、寺院化が進められた。 承応3年(1654年)5月に霊鑑寺と寺名が付けられると、女王は得度して宗澄尼と号した。以降尼門跡として5人の皇女が入室している。 御所人形が約200点ほど伝わっており、皇室ゆかりの寺宝も多い。また、後水尾上皇が椿を好まれたことから、庭園には100種類以上の椿が植えられている。なかでも日光(じっこう)椿は京都市指定天然記念物として有名である。 境内
文化財京都市指定有形文化財
京都市指定天然記念物
前後の札所
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