雨音スイッチ 〜やまない雨と病んだ彼女そして俺〜
『雨音スイッチ 〜やまない雨と病んだ彼女そして俺〜 』(あまねスイッチ やまないあめとやんだかのじょそしておれ)とは、2013年7月26日にアダルトゲームブランド・スワンの姉妹ブランドである黒鳥から発売されたアダルトゲーム。 本項では、2021年にサイバーステップからリリースされたリメイク版『雨音スイッチ -Amane Switch-』についても解説する。 作品概要
平凡な少年と関係を持ったメンヘラ少女が、過去の因縁を持つ人間たちを巻き込んで惨劇を導き出す様子を描いたアダルトゲーム。「雨」をコンセプトにした本作は、陰湿な雰囲気を漂わせており、Hシーンは全て雨に濡れた時のものである[2]。 2016年にはiSwanより、性的シーンや凄惨なシーンを控え目にしたiPhone版が配信された[1]。 リメイク版2021年8月3日にサイバーステップから本作のリメイク版『雨音スイッチ -Amane Switch-』がAndroidでリリースされた。過去にiSWANが性的描写をカットして移植したiOS版とは異なり、グラフィックを全面的に描き起こしておりキャストもオリジナルから一新されている[3]。また、同年8月24日にはSteam版が、10月7日にはNintendo Switch版が発売された[4][5]。 あらすじ平凡な少年・水島慎二は、ある雨の日、踏み切りの前で転校生の里中雨音に出会う。傘も差さずにびしょ濡れになりながらも『あめふり』を歌う彼女の姿に惚れた慎二は、雨音と付き合うことにした。だが、彼女の過去に起因する異常な性格に振り回されるようになり、雨音と因縁を持つ、慎二の知り合いの女性たちの心の醜さをも露見されていった。 登場人物キャストはオリジナル(黒鳥版)/ リメイク版の順。
スタッフ
評価エンディングがすべて救いようのないバッドエンドであることや、雨音が母親の葬儀にウエディングドレスで駆けつけてくる場面がプレイヤー間で話題となった[1]。 ルポライターの昼間たかしはおたぽるに寄せた記事の中で、「あまりの展開にテキストが読めなくなり、モニターを叩き壊しそうになった」とし、泣きたくなった作品であると評した[6]。その一方で昼間は「全てのエンディングがバッドエンディングである時点で、悲惨な人生を送ってきた雨音を単なるメンヘラとして突き放せなくなり、他のヒロインへの殺意を抑えながらトゥルーエンドがないか探してしまった」とも述べている[6]。 脚注
外部リンク
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