長塚節文学賞

長塚節文学賞
(ながつかたかしぶんがくしょう)
受賞対象短編小説・短歌・俳句
日本の旗 日本
主催茨城県常総市・節のふるさと文化づくり協議会
初回1996年
最新回2024年

長塚節文学賞(ながつかたかしぶんがくしょう)は、日本文学賞

概要

茨城県常総市出身の歌人作家として知られる長塚節を広く顕彰するため、短編小説短歌俳句の3部門について作品を公募し、入選作品集の刊行などを通して、〈節のふるさと常総〉の文化を全国に発信していこうとするものである[1][2]1996年に創設された[3]。募集内容は、短編小説は1人1編まで、短歌は1人2首まで、俳句は1人2句までで、いずれも自作、未発表作品に限られる[1]。短編小説の場合は、400字詰原稿用紙21枚から50枚までとされている[1]。短編小説部門では、大賞が1点選ばれ、賞金20万円や記念品などが贈られるほか、優秀賞や佳作などが選ばれる[1]。短歌部門および俳句部門では、大賞が各1点選ばれ、記念品などが贈られるほか、優秀賞や佳作などが選ばれる[1]。茨城県常総市・節のふるさと文化づくり協議会が主催している[4]時代小説作家の安住洋子は、第3回短編小説部門大賞受賞の「しずり雪」を収めた中短編集でデビューしている[5]

大賞受賞者一覧

短編小説部門

受賞作 著者
第1回 恋歌 大庭桂
第2回 雪の歌 山岡敬和
第3回 しずり雪 小河洋子
第4回 かんでえらの日々 山田隆司
第5回 泥海二還ラズ 田中良彦
第6回 彼誰時 紺野真美子
第7回 紫蘇むらさきの 内田聖子
第8回 幸せの翠 松本敬子
第9回 小松未都
第10回 風の櫛 沙木実里
第11回 しまんちゅ 大野俊郎
第12回 ヒマラヤ桜の下で 冨岡美子
第13回 誓いの木 馬場美里
第14回 大部屋の源さん 斉藤せち
第15回 闇の音 西林久美子
第16回 該当作なし
第17回 四重奏 絹谷朱美
第18回 海からの便り 内田東良
第19回 震える手 柿澤正志
第20回 ずっと遥香さん 大橋克子
第21回 まわり道 有未來
第22回 石を焼く 目黒広一
第23回 野里征彦
第24回 風の曳航 風野涼一
第25回 ロングジャンプ 長谷川大介
第26回 棚田オルガン 黒沢佳
第27回 市松人形 本田雅俊

短歌部門

著者
第1回 田村康治
第2回 青木保
第3回 神田三亀男
第4回 白田敦子
第5回 藤田光義
第6回 宮昭司
第7回 木村浩重
第8回 加藤恵美子
第9回 辻田悦子
第10回 富山富美子
第11回 大河内卓之
第12回 伊藤孝恵
第13回 針谷まさお
第14回 政井繁之
第15回 小田倉量平
第16回 黒羽文男
第17回 深町一夫
第18回 岩岡正子
第19回 山口勝己
第20回 渡辺守
第21回 國米裕子
第22回 玉田志津
第23回 植野ヨシ子
第24回 船岡房公
第25回 東家芳寛
第26回 飯野久子
第27回 村崎絹代

俳句部門

著者
第1回 佐藤茂夫
第2回 柏村四郎
第3回 安藤葉子
第4回 倉岡智江
第5回 小林静枝
第6回 野村洋子
第7回 石毛惠美子
第8回 高橋康子
第9回 古澤道夫
第10回 岩佐聖子
第11回 吉江正元
第12回 渡辺平江
第13回 井坂道子
第14回 野口光江
第15回 安藤陽子
第16回 井坂あさ
第17回 石崎雅男
第18回 添野眞一
第19回 野口英二
第20回 山﨑幸子
第21回 野口まさ子
第22回 川邊充雄
第23回 安部衣世
第24回 神郡貢
第25回 中澤一紅
第26回 浦城亮祐
第27回 甲斐瑠璃子

脚注

出典

関連項目