鉄道敷設法別表第147号ノ2(てつどうふせつほうべっぴょうだい147ごうノ2)は、1922年(大正11年)4月11日に公布・施行された「鉄道敷設法」(大正11年法律第37号)別表に定められていた条文の一つで、1953年(昭和28年)8月1日に公布・施行された「鉄道敷設法等の一部を改正する法律」(昭和28年法律第147号)よって、鉄道敷設法別表に追加された条文である。
現在の北海道白糠郡白糠町(釧路支庁管内)から北海道足寄郡足寄町(十勝支庁管内)までを結ぶ計画で、このうち、北海道白糠郡白糠町付近(釧路支庁管内)は、かつて、日本国有鉄道白糠線として営業されていた。
原文
釧路國白糠ヨリ十勝國足寄ニ至ル鐡道
現代風の表記
釧路国白糠より十勝国足寄に至ル鉄道
開業区間
日本国有鉄道白糠線 白糠 - 北進間33.1km
- 1958年(昭和33年)XX月XX日
- 第1期工事線として、白糠 - 北進間33.1km着工。
- 1964年(昭和39年)10月7日
- 日本国有鉄道白糠線として、白糠線白糠 - 上茶路間25.2kmが開業。
- 1968年(昭和43年)XX月XX日
- 日本国有鉄道諮問委員会において、日本国有鉄道白糠線 白糠線白糠 - 上茶路間25.2kmが赤字83線に選定される。
- 1972年(昭和47年)9月8日
- 日本国有鉄道白糠線 上茶路 - 北進間7.9km延伸開業。
- 1983年(昭和58年)10月23日
- 日本国有鉄道経営再建促進特別措置法に基づく廃止・バス転換路線の第1号として、日本国有鉄道白糠線 白糠 - 北進間33.1kmが廃止され、白糠町営バスに転換される。
廃止代替バス路線
白糠町営バス
- 1983年(昭和58年)10月23日
- 白糠町営バス 白糠町営バスターミナル - 二股間開業。
未開業区間
日本国有鉄道白糠線 北進 - 足寄間42.3km
- 1964年(昭和39年)3月23日
- 日本鉄道建設公団発足時の業務引継により、日本鉄道建設公団の調査線となる。
- 1964年(昭和39年)4月22日
- 1967年(昭和42年)5月9日
- 1967年(昭和42年)8月9日
- 1969年(昭和44年)7月29日
- 日本国有鉄道白糠線 北進 - 足寄間42.3km着工。
- 1972年(昭和47年)XX月XX日
- 中足寄 - 足寄間10.98kmの一部で路盤が完成。
- 1972年度(昭和47年度)以降
- 国のエネルギー政策の転換によって、沿線の炭鉱開発が相次いで中止された事により、輸送需要が見込まなくなった事を理由に日本国有鉄道白糠線 北進 - 足寄間42.3kmの延伸工事に予算がつかなくなり、事実上の工事中止に追い込まれる。
参考文献
鉄道敷設法別表 |
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本州ノ部 |
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四国ノ部 |
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九州ノ部 |
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北海道ノ部 |
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