金岡神社
金岡神社(かなおかじんじゃ)は、大阪府堺市北区金岡町にある神社。旧社格は郷社[1]。 大和絵の様式を確立させたとされる平安時代初期の絵師である巨勢金岡を祀る神社として知られる[2]。 歴史社伝では、仁和年間(885年 - 889年)に住吉大神を竹内街道沿いに祀ったことにより創建されたと伝えられている。また難波大道の南端に存在しているという説もあるが、この近辺では発掘調査などは実施されておらず定かではない。 後に素戔嗚尊、大山咋命を配祀し、更に一条天皇の時代に巨勢金岡を合祀して、金岡神社と称するようになったというが、伝承によるとそもそも当社がある地は巨勢金岡の隠棲の地であるとされ、金岡はこの地の景観を愛して絵を描き続けたと伝えられる[3]。 当社には頭正院という神宮寺があったが、明治時代になって神仏分離が行われると廃寺とされた。また、郷社に列せられている。その後、近隣の神社は当社に合祀されている。 以前は神社の北東約150mのところに金岡卿絵筆を洗ったとされる金岡淵(通称筆洗いの池)があったが、現在は埋め立てられて広場となり、石碑(碑文は正木直彦氏の筆による)がある[3]。 また1908年(明治41年)に同区蔵前町の須牟地曽根神社を合祀するが、後に分祀した。 祭神境内
摂末社文化財堺市指定保存樹木現地情報
脚注注釈出典
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