酪酸イソアミル
酪酸イソアミル(らくさんイソアミル英: isoamyl butyrate)は、化学式C9H18O2で表される酪酸エステルの一種。酪酸イソペンチルとも呼ばれる。食品用香料や工業用途に用いられる。 用途アンズ、バナナ、パイナップルに似た、拡散性のある甘いフルーツの香りを持つ。香料としては各種フルーツやチョコレート、バターのフレーバーとして、チューインガムに570ppm、その他の用途で13~79ppm程使用される。酪酸アミルの名で販売されているものの中には、本剤を主としているものがある。このほか抽出用溶媒やアセチルセルロース用溶剤、可塑剤としても使用される[1]。 安全性日本の消防法では危険物第4類・第2石油類に分類される[2]。動物実験での半数致死量(LD50)は、ラットへの経口投与・ウサギへの経皮投与とも5g/kg以上[1]。 関連項目脚注
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