鄭美景
鄭 美景(Jung Mi Kyung、チョン・ミギョン、1960年2月4日 - 2017年1月18日[2])は韓国の小説家。慶尚南道馬山市出身[1][3]。 略歴1987年『中央日報』新春文芸戯曲部門で当選したが、本格的な作品活動は2001年、『世界の文学』に短編小説『비소여인(砒素女)』を発表してスタートした。文壇デビュー後、誠実に作品を発表し、短い間に長編短編の両分野で作家としての地位を固めている。説得力のあるプロットと繊細な文体、具体的な実感を与えるディテールまで、小説の定石を見せていると評価されるほど、小説というジャンル文法の基礎をみせてくれる作家である。また、2000年代韓国小説の一定の傾向-自閉的な内面意識、非現実的な想像力など-とは距離を置きながら現実に対する作家特有の問題意識をスケールの大きい叙事に盛り込んでいる。正統小説の重みと現実社会に対する批判意識を併せ持っている作家だといえる。 年譜邦訳作品
代表作品
脚注
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