達磨寺 (高崎市)
達磨寺(だるまじ; 英: Shorinzan Daruma Temple)は、群馬県高崎市にある黄檗宗の寺院である。山号は少林山。「高崎のだるま市」で有名な寺である。また建築家ブルーノ・タウトが2年ほど過ごし、助監督時代の黒澤明が脚本化した「達磨寺のドイツ人」の舞台でもある。「上毛かるた」では、「縁起だるまの 少林山」として「え」の札に採録されている。 歴史1881年(明治14年)6月14日の火災によって寺院と共に古文書の大半が焼失してしまい、創建などの詳細については不詳となってしまった。(田島武夫 1973)によれば、(戦時に供出されてしまった)煩鐘の鐘銘に「正徳2年壬竜猛夏仏生日洞山卅六世少林二世天湫出撰」と記載があったと指摘し、正徳2年には成立していたと考えてよいとしている。『上野国史』では享保7年に前橋城・酒井雅楽頭忠知の懇請をいれて開山水府公護持の霊符を謹請し鎮護国家・武運長久の祈願所としたとある[1]。 また一説には古くからこの地に観音堂があり、延宝年間(1673年~1681年)この地を訪れた一了が達磨禅師の像を彫って安置したと言う。といった具合に諸説様々である。 当初は曹洞宗であったが、明治になって黄檗宗に改まった。 九代目の東嶽禅師が、天明の大飢饉(1783年~1787年)により窮乏した村人を救うため、一筆だるまのお札をもとに張り子だるまの作り方を教えたのがだるま市の始まりとされる[2]。 現在は高崎名物とされる「縁起だるま」で知られている少林山達磨寺は、前橋藩を守護する寺院である。 文化財
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脚注参考文献
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