逸見石

逸見石
henmilite
分類 ホウ酸塩鉱物
シュツルンツ分類 06.AC.30
Dana Classification 26.1.5.1
化学式 Ca2Cu[B(OH)4]2(OH)4
結晶系 三斜晶系
モース硬度 1.5 - 2
文献 [1][2]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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逸見石(へんみいし、henmilite)は、鉱物ホウ酸塩鉱物)の一種。化学組成は Ca2Cu(OH)4B2(OH)8結晶系三斜晶系

産出地

岡山県高梁市布賀鉱山で発見された日本産新鉱物で、現在のところ、原産地の布賀鉱山のみで産する。

性質・特徴

主に藍色紫色をなし、硬度は2。通常は小さな結晶で産出する。ガラス光沢をもつ。

逸見石は1986年に化学者の中井泉などによって発表された新鉱物で、名前は岡山大学鉱物学者である逸見吉之助逸見千代子にちなむ。日本で発見された新鉱物のなかでもひときわ美しい外見を持ち、産出量が少なく極めて珍しいことから有名となった。

2021年に、東京工業大学東北大学などの研究チームは、さらなる研究で、この逸見石に奇妙な強いゆらぎ磁性を帯びていることが判明した。


脚注

  1. ^ Henmilite (英語), MinDat.org, 2011年9月26日閲覧 (英語)
  2. ^ Henmilite (英語), WebMineral.com, 2011年9月26日閲覧 (英語)

参考文献

関連項目

外部リンク

  • 逸見石”. 田邊鉱物化石コレクション. 2011年9月26日閲覧。