豊島 明(とよしま あきら、1979年9月3日 - )は、神奈川県横浜市出身のフットサル選手。現フットサル指導者。ポジションはアラ、フィクソ。元フットサル日本代表。
来歴
神奈川県横浜市生まれ。小学4年生にサッカーを始め、中学2年生で横浜F・マリノスジュニアユースに入団。高校では横浜F・マリノスユースに所属し、Jリーガーを目指すもトップチームへの昇格はならず、Jリーグチームのテストを受けながら19歳でブラジルに渡りクルゼイロECに合格する。しかし、ビザ取得などの問題によって半年間だけの挑戦に終わり帰国。その後、再びプロサッカー選手を目指す傍ら、練習の一環としてフットサルチームにも関わるようになる。そのことが転機となり、21歳の時にフットサル一本で勝負していくことを決意した[1]。
2000年より湘南ベルマーレフットサルクラブの前身であるP.S.T.C.LONDRINAで中心選手として活躍、2003年第8回全日本フットサル選手権大会 では優勝。2004年にはBANFF東北に期限付き移籍し、第9回全日本フットサル選手権大会においても優勝、個人での大会連覇を飾る[2]。
2006年、日本初のプロチームとして発足した大洋薬品/BANNF(現・名古屋オーシャンズ)に加わり、2007年1月に第12回全日本フットサル選手権大会で優勝し、2月には東海フットサルリーグで優勝、そして翌月には第7回FUTSAL地域チャンピオンズリーグで優勝し、設立初年度での国内3冠に貢献した[3]。さらに、2006年にはフットサル日本代表にも初めて選出され、2006 AFCフットサル選手権では日本初のアジア王者に輝いた[2]。
Fリーグ開幕の2007年には湘南ベルマーレフットサルクラブへ移籍。初代キャプテンとして5シーズンを戦い、クラブの象徴として活躍した。2011年、Fリーグ第15節バルドラール浦安戦において、クラブ史上初のFリーグ通算100試合出場を達成[4]。
2011/12シーズン終了後、「ミスター湘南」として惜しまれつつ、現役引退。引退して間もなく、フェニックス横浜の監督に就任[5]。2015年、Fリーグに加盟していたアグレミーナ浜松のトップチームコーチに、2017年にはトップチームの監督に就任し、2017/2018シーズンはクラブ史上最高の8位でリーグ戦を終えた。そして、トップカテゴリーを4年間、アンダーカテゴリーを3年間の計7年間をアグレミーナ浜松に従事した[6]。2021年にはU-20フットサル日本代表アシスタントコーチとしてトレーニングキャンプに帯同[7]。2022年にはフットサル静岡県選抜U-18・U-23の監督として若い世代の選手育成にも携わった。2023/2024シーズンより、2022/23年シーズンを無敗でFリーグディビジョン2(F2)を優勝し、悲願のFリーグディビジョン1(F1)昇格を果たしたSHINAGAWA CITY FUTSAL CLUBのトップチームコーチ(アカデミーダイレクター・栃木シティフットサルクラブ監督・しながわシティU18監督も兼任)に就任することとなった[8]。
エピソード
- フットボールカルチャーブランド「LUZ e SOMBRA」とのつながりが深く、直営店『LUZ CULTURE SHOP』店長として働いていた[2]。
- 2012年にはLUZ e SOMBRA主催の「FUTEBOLiSTA天下一武道会」において、 藤井健太・難破田治の元フットサル日本代表メンバーで構成された「Team GOKU」で優勝している[9]。
所属クラブ
- サッカー歴
- 1993年 - 1995年 横浜F・マリノスジュニアユース
- 1995年 - 1998年 横浜F・マリノスユース
- 1998年 - 1999年 Cruzeiro Esporte Clube ジュニオール
- 1999年 - 2001年 Y.S.C.C.横浜
- フットサル歴
- 1999年 - 2000年 esporte藤沢
- 2000年 - 2003年 P.S.T.C.LONDRINA
- 2003年 - 2004年 CASCAVEL・PARANA
- 2004年 - 2004年 BANFF東北
- 2004年 - 2006年 P.S.T.C.LONDRINA
- 2006年 - 2007年 大洋薬品/BANFF(現名古屋オーシャンズ)
- 2007年 - 2012年 湘南ベルマーレ(Fリーグ)
タイトル
- 選手
- 指導者
- 2019年 JFA第8回全日本U-18フットサル選手権大会 静岡県大会 優勝: アグレミーナ浜松U-18
- 2021年 JFA第8回全日本U-18フットサル選手権大会 東海地域大会 3位: アグレミーナ浜松U-18
代表歴
指導者歴
個人成績
脚注